股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ボーダーライン

2016年04月14日 20時25分58秒 | 映画評論ハ行
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2016年4月9日
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:エミリー・ブラント,ベニチオ・デル・トロ,ジョシュ・ブローリン,ヴィクター・ガーバー
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優秀なFBI捜査官のケイトは、メキシコ麻薬カルテルの全滅を目的とした部隊に入り、特別捜査官のもとで極秘任務に就く。ケイトは早速、謎めいたコロンビア人と共に国境付近の捜査を開始。人が次々と亡くなる現実を突きつけられたケイトは…。
アメリカとメキシコの国境で巻き起こる麻薬戦争の闇を、『灼熱の魂』『プリズナーズ』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が衝撃的かつリアルに描いたアクション。メキシコ麻薬カルテルを撲滅すべく召集された女性FBI捜査官が、暴力や死と日常が隣り合わせの現実を目の当たりにする姿を映す。主演は、『イントゥ・ザ・ウッズ』などのエミリー・ブラント。ほかにベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリンらが出演。ヴィルヌーヴ監督による臨場感たっぷりの演出と、名優たちの緊迫した演技に注目。

麻薬組織撲滅のために召集された女性FBI捜査官が目の当たりにする、暴力と闇の世界を描いた本作。エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリンといった演技派の俳優が揃っています。メキシコで実際に起きているであろう出来事に、どこから狙われているのか分からない最後まで続く緊張感がありました。転落していくというか、絶望に堕ちていく展開はドゥニ・ヴィルヌーヴ監督らしさを感じました。なかなか複雑な話ではあるので、ちゃんと観ていないと混乱するかもしれません。しかし後半になってからの急展開は、法も秩序もない麻薬組織の世界の現実を見せつけられました。正義と悪のボーダーラインは、本当は悪だけなのかもしれない…。残酷なシーンや銃撃シーンも多いが、見応えのある作品でした。終始流れている音楽も良い!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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