股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

レヴェナント:蘇えりし者

2016年04月23日 03時20分39秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2016年4月22日
監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ
出演:レオナルド・ディカプリオ,トム・ハーディ,ドーナル・グリーソン,ウィル・ポールター
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アメリカ西部の原野、ハンターのヒュー・グラスは狩猟の最中に熊の襲撃を受けて瀕死の重傷を負うが、同行していた仲間のジョン・フィッツジェラルドに置き去りにされてしまう。かろうじて死のふちから生還したグラスは、自分を見捨てたフィッツジェラルドにリベンジを果たすべく、大自然の猛威に立ち向かいながらおよそ300キロに及ぶ過酷な道のりを突き進んでいく。
レオナルド・ディカプリオと、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督がタッグを組んだ話題作。狩猟中に瀕死の重傷を負ったハンターが、自分を荒野に置き去りにした仲間に復讐するため壮絶なサバイバルを繰り広げるさまを描く。主人公の宿敵には、『インセプション』でディカプリオと共演しているトム・ハーディ。オスカー常連のカメラマン、エマニュエル・ルベツキが自然光のみで撮り上げた臨場感あふれる映像にも注目。

本作で本年度アカデミー賞で最優秀主演男優賞に輝いたレオナルド・ディカプリオ。本編を観て、納得しました。文句無しの素晴らしい演技!!イニャリトゥ監督らしさが目立つ“生きる意味”“死ぬ意味”。自然の雄大さと、その中で生きる過酷さ。そして人間の愚かな欲望をまざまざと見せつけられた気分です。かつての仲間に息子を殺され、瀕死の重傷を負いながらも復讐に燃える男の物語。大自然の映像も凄くて、川の流れ、雪景色の美しさ、動物津たち。中でもグラスが熊に襲われるシーンは本当に迫力満点です。その他にもグロいシーンが幾つか…。馬の腸を取り除いて、体内に入るシーンは生々し過ぎる。まぁ熊に襲われようが、崖から落ちようが、至近距離で撃たれようが死なないグラスも不思議に思いましたが、復讐に命を懸ける姿にそんな考えも無くなりました。復讐こそが正義と思っていたグラスが辿り着いた答えには希望があったのだろうか…。ストーリーはよくある復讐モノかもしれないが、ディカプリオの演技に156分の上映時間の長さを感じさせず最後まで引き込まれました。坂本龍一の音楽も映画とぴったり合っていた。R15指定なので、カップル向けのデートムービーではないかな。痛さも寒さもスクリーンから伝わってきます。男臭い映画が好きな方はぜひ!

この作品の評価・・・・★★★★★★★★★☆(満点は★10)

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