股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

みなさん、さようなら

2013年06月23日 11時29分01秒 | 映画評論マ行
製作年:2012年
製作国:日本
2013年1月26日公開
監督:中村義洋
出演:濱田岳,倉科カナ,永山絢斗,波瑠,安藤玉恵,田中圭,ベンガル,大塚寧々
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1981年、小学校を卒業した13歳の悟は、担任教師の静止を振り切り団地の外へ一切出ずに生活していくことを宣言する。才色兼備な隣人の松島にはその無謀な計画は鼻で笑われるが、彼は中学にも行かずに独自の信念に従った生活を確立していく。母親のヒーさんは、そんなマイペースな息子の姿を優しく見守っていた。
『アヒルと鴨のコインロッカー』『ポテチ』の名コンビ、中村義洋監督と主演の濱田岳が再びタッグを組んだ青春作。小学校卒業を機に、団地から一歩も出なくなった主人公の12歳から30歳までの喜怒哀楽を追い掛ける。その同級生を倉科カナ、永山絢斗、波瑠ら注目の若手俳優たちが演じ、母親役の大塚寧々やケーキ店店主役のベンガルらベテラン俳優たちが作品に彩りを添える。昭和のシンボル団地を舞台に展開する心温まるストーリーが胸に響く。

『アヒルと鴨のコインロッカー』『ポテチ』の中村義洋監督と濱田岳ということで楽しみにしていました。小学校卒業以来、団地から一歩も外の世界に出なくなった男のお話。107人もいた小学校の同級生たちは時代の発展と共に団地を出ていく。しかし彼だけはそのまま。何故彼が外の世界に出られなくなってしまったのが、少しずつ明らかになっていきます。最初は、ただの変な人なのかと思ってましたが、その理由が分かった時は切なかったです。団地という空間の中で悩み苦しむ悟を見てると、可哀想に思えてきます。あっ、僕は団地に住んだ経験はありませんが…。

ラストは一応ハッピーエンドで終わるので、そこは安心。悟のラストの決意が男らしく見えた。エッチな場面も何度かある。団地が高齢化問題や老朽化問題も考えさせられる。全体の雰囲気は好きでしたが、もう少し引き込まれるような展開が欲しかったなと思います。ブラジル人のエピソードは必要なかったんじゃ?でもこの作品は濱田岳しか似合わない気がする。団地が妙に合ってるんだもん(笑)万人受けするような作品ではない気がしますが、良い話であることは間違いないし独特の世界がある作品でした!

この作品の評価・・・・71点
コメント
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