パピとママ映画のblog

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ボヘミアン・ラプソディ★★★★★

2018年11月12日 | アクション映画ーハ行

伝説のバンド“クイーン”の栄光と知られざる苦闘の物語を、リード・ヴォーカル、フレディ・マーキュリーの短くも壮絶な人生を軸に描き出した感動の音楽伝記映画。バンド・メンバー、ブライアン・メイとロジャー・テイラーの全面協力の下、バンドの誕生から、今なお語り継がれる“ライヴ・エイド”での奇跡の復活までが、全編を彩るクイーンの名曲の数々をバックに、自らのコンプレックスと格闘し続けたフレディ・マーキュリーの愛と孤独とともにドラマチックに描かれていく。主演はTV「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」のラミ・マレック。共演にルーシー・ボーイントン、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ジョセフ・マッゼロ。監督は「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガー。なお実際には、ブライアン・シンガー監督は撮影最終盤に降板しており、製作総指揮にクレジットされているデクスター・フレッチャーが後を引き継ぎ完成させた。

あらすじ:複雑な生い立ちや容姿へのコンプレックスを、抱えた孤独な若者フレディ・マーキュリーは、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーたちと出会い、バンド“クイーン”を結成する。この個性的なメンバーの集まりは、互いに刺激し合うことで音楽的才能を開花させていき、常識にとらわれない革新的な名曲を次々に生み出していく。そしてついに、ロックとオペラを融合させた型破りな楽曲『ボヘミアン・ラプソディ』が完成する。しかし6分という当時としては異例の長さに、ラジオでかけられないとレコード会社の猛反発を受けるフレディたちだったが…。

<感想>伝説のバンド<クイーン>その生き様が世界を変えた感動の物語。CDを持っているので、何ども聞いているのに、この映画で観た、聞いた、クイーンの歌声に、魂が震えた。それに、自然に涙が零れて来てしょうがなかった。一番好きな曲、ロックにオペラパートを盛り込んだ「ボヘミアン・ラプソディ」の名曲が、生まれたいきさつが描かれていて、そのことも、それにボーカルのフレディがゲイだったこと。エイズで余命が宣告されていたことなど。

この映画の中でのフレディは、好きにはなれないが、曲が売れてヒットすればお金が入るわけで、ついつい豪遊をして遊び惚けるのも解る気がする。けれども、最初は、恋人メアリーにプロポーズをするフレディに感動してしまい、末永く続くことを願っていたが、結局はゲイであることが本当のことであり、一番その病気で亡くなったことがショックでした。

数々のCMで使われている「ウィ・ウィル・ロック・ユー」「伝説のチャンピオン」などなど、クイーンの楽曲をまったく聴いたことがないという日本人はいないのではないか? 70~80年代に世界を席巻し、日本でも高い人気を誇ったロックバンド。

絶賛を集めているマレックのフレディ役には、実際にフレディを知る人々も好印象でラミ・マレックの演技に納得したという。彼は役作りについて、「キャリアではなく自分のアイデンティティを見つけようとした一人の男を演じた」と語っている。フレディ・マーキュリーのそっくりさんを探して、彼の歌い方とか立ち居振る舞いなどを演技指導したのであろう、とにかくよく似たフレディだったので満足しました。

死期を察したフレディが、よくぞ毎日の薬づけの堕落から這い上がり、仲間たちと共に上がる、20世紀最大のチャリティ・コンサート “ライブ・エイド”での圧巻のパフォーマンス。ライブ・エイドの会場だったウェンブリー・スタジアムのセットは、ボービントン空軍基地に作られた。「すべての細部に至るまであの時のままだった」とブライアン・メイも賞賛していた。後部席の方はCGなのだろうが、前列の観客は本当の人たちが、あの時の想いを浮かべて熱演したんだろう。

音楽の常識を打ち破り、バンド崩壊の危機を乗り越えて、スターダムへとのし上がったフレディはその時、なにを思い、なにを考えていたのだろうか?

本当の安らぎと絆を得たフレディが挑む、7万5000人の観衆が埋め尽くすスタジアムでの命懸けのコンサート。伝説的ライブのスペクタクルが、映画館をスタジアムの一角に変える。

もちろん劇中ではクイーンの28もの名曲をフィーチャー。主にフレディ自身の歌声が使われており、音楽総指揮をクイーンのメンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが務めているのも話題になった。

彼のすべての曲の奥底には、愛がある。愛を求め、愛を見つけたいという切実な思い。彼は自信のセクシュアリティーを公表しなかったが、人々が無理やり貼り付けようとするレッテルや枠組みを、すべて超越していた。自分を閉じ込めることはしなかった。フレディは、ただフレディだったのだ。だからこそ、今なお多くの人々にとって、彼は愛すべき存在なんだと思いますね。

とにかくフレディ自らの声によるものに、唯一無二のボーカルが発するパワーに、ノックアウトされること必至でした。エンディングロールにて、本当のクイーンの映像が映し出されるので、マジ最高でした。とにかく最後まで席を立たない観客にも感謝して、余韻に浸ることです。

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