パピとママ映画のblog

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デッドプール2★★★★

2018年06月04日 | アクション映画ータ行

従来の常識をことごとく覆す型破りなヒーロー像で世界的に空前の大ヒットとなったライアン・レイノルズ主演の痛快アクション・エンタテインメント大作の続編。未来からやって来た最強マシーン人間“ケーブル”に立ち向かうべく、柄にもなくヒーロー・チームの結成に乗り出したデッドプールの活躍を描く。共演はモリーナ・バッカリン、T・J・ミラーら前作からの続投組に加え、新たにジョシュ・ブローリン、ザジー・ビーツが参加。監督は「ジョン・ウィック」「アトミック・ブロンド」のデヴィッド・リーチ。

<感想>マーベルで異色中の異色であるアンチ・ヒーローの、デッドプールの誕生と活躍を描き、全世界で大ヒットした1作目。低予算で、R指定あり、わかる人狙い撃ちのメタギャグや小ネタ満載、スクリーン越しに観客に話しかけて来るなど、マーベルのセオリーから外れまくったこの作品が大当たりしたのは、痛快な出来事だった。が、その数々の反則に彩られたストーリーの軸も、アクションも、第一級の王道ヒーロー映画のそれであることは観れば明らかであって、と言うか、冷静に考えてみたら、物語そのものは、かなり悲惨な展開の末にハッピーエンドを迎える感動的なものだった。

 デッドプール1作目

つまり、王道のアクションヒーローものが好きな人はもちろんのこと、全部が王道だとノレないけど、こういう風にギャグにまぶし倒してくれれば好き。という人たちをも巻き込んだのが、成功の要因だったという見方もできるから。

さて、それから2年後の二作目ですが、デットプール役のライアン・レイノルズを始め、恋人のモリーナ・バッカリン、デッドプールと共に戦うステファン・カビチッチ&ブリアンナ。ヒルデブランド、親友のT・J・ミラー。彼と同居する盲目の老女レスリー・アガムズがやたらカッコいい。

前作のキャストがみんな続投です。ただしティム・ミラー監督は途中で降坂しており、「アトミック・ブロンド」のデヴィッド・リーチ監督が引き継いで完成させたもの。さらに、1作目では登場しなかった原作の人気キャラ、ケーブルが次は出ることがアナウンスされていたが、(1作目のエンドロール後にデッドプールが告知した)。それを演じるのがジョシュ・ブローリンであることも楽しみですよ。

今回は愛するヴァネッサとのハッピーな生活を取り戻したはずのデッドプールの前に、未来から機械と人間が融合した男ケーブルがやって来る。こいつは敵なのか、それとも見方なのか?、デッドプールにとって“衝撃とも言える事件も発生する中、彼は運を操る能力を持つ女、アフロな女戦士ドミノら、新たな超人たちをリクルートし、最強チームを結成する。とんでもない戦いへとなだれ込んでいく。

さらにはハチャメチャな活躍を見せるうえ、ケーブル役のジョシュ・ブローリンら新たな強力なメンバーが大量に加入している。1作目の大ヒットによって製作費も大幅にアップしたので、アクションや映像スケールアップもばっちりですから。

デッドプールの暴走発言や悪ノリに、有名映画のパロディなど、作品のキーポイントである痛快さと笑いは加速しているのでご安心を。ヒーロー映画のあらゆる常識を破ってきたデッドプールが、本気で仕掛けてきた一大スペクタル。

第1作ではX-MENの仲間入りを即拒否したデップー。しかし、強敵ケーブル(ジョシュ・ブローリン)が出現したせいで、仲間を集めて最強チーム「Xフォース」を結成する。

有名チームをパクって強敵に対抗するべく、デッドプールがスゴ腕たちを集めて結成したミュータントの精鋭チーム“Xフォース”。もちろんこのチーム名は、本家“X-MEN”をまるパクリ。

お馴染みの過激なジョークや、ふざけっぷりもてんこ盛り状態で観客を笑いの渦に巻き込んでいく。デッドプールの無責任さやテキトー加減を最大限に活かす、ほかのヒーロー映画にはない要素なのだ。

未来からやってきた機械人間、ケーブル(ジョシュ・ブローリン):全身を金属に変えるテクノウイルスに侵されている機械人間、卓越した戦闘能力を持ち、謎の力を秘めた少年を追っている。

怪力巨人ジャガノート:ミュータント刑務所の地下に監禁されているもっとも危険な囚人。ラッセルと友達になり、共に脱獄する。凶暴な性格で周囲を破壊しまくるが、ラッセルへの友情から復讐に協力しようとするあたりは単なる悪人というわけではない。怪力はハルクにも匹敵するほど。

そして「Xフォース」のメンバー

ドミノ(ザジー・ビーツ):自分に幸運を、敵には不幸をもたらすことができるミュータント。デッドプールに誘われ、Xフォースのメンバーになる。

ベドラム:電気を操るマッチョなブラザー、ツァイトガイスト:何でも溶かす酸性のゲロを吐く。シャッタースター:宇宙からきた二刀流剣士、一般人のピーターなど。

銃&刀アクションも進化している2作目では、デッドプールの高い身体能力が堪能できるアクションが必見。予告編で見せる、ケーブルとの激しい戦いを始め、前作以上にアクロバティックなバトルに期待して欲しい。

カギを握るのは謎の力(両手から火の玉を放つ能力)を持つ少年。未来からきたケーブルが狙うちょいポチャの少年。虐待されて育ち、暴走を始めたミュータント少年ラッセルを守ることだ。可愛げのない太ったクソガキであろうと、この世界を少しでもよりよく出来るのは子供しかないとデッドプールは悟る。予告編では、地面に亀裂が入り、パトカーがひっくり返っている描写があったが、彼が秘めている特別な力とは?・・・。だが、そこへ未来から来た半機械戦士ケーブルが襲い掛かる。

未来世界ではラッセル少年が殺人鬼と化し、彼の家族も殺していた。実はラッセルが悪の道に堕ちると、未来である悲劇的な事件が起こる。彼の魂を救うことが映画全体のテーマとなるという。メチャクチャといってもこうしたストーリーがあり、1作目の任期キャラと、サノスじゃなくて、ケーブルとドミノの魅力的な見せ場もある。

それに、俺ちゃんの愛する仲間たちが大集合。脇役かと思われたタクシー運転手のドーピンダーや、ウェイドと同居していた盲目の老婆ブラインド・アルらが、愉快な仲間たちが再集結して、クセの強い彼らから目が離せません。

前作でデッドプールをX-MENに勧誘した全身金属のコロッサスや、その相棒の少女ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(ブリアナ・ヒルデブランド)と、彼女のガールフレンドに日本から参戦したユキオ(忽那汐里)常にポジティブな笑顔で可愛い女の子で、電撃を操る能力を持っている。

さらには、強敵ジャガノートに対して、少女ネガソニックとの見事なコンビネーションで立ち向かう活躍も見せる。

そして、1作目では「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」を思わせる曲が満載だったが、本作ではあらゆる曲が節操もなく詰め込まれており、豪華ではあるがクドイと言いたい。

それと、今回もDCネタ、MCUネタ、X-MENの過去作ネタまでストーリーの中に入っており、どこかなげやりな雑さを感じるでもない。

 

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