パピとママ映画のblog

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青空エール ★★★・5

2016年08月21日 | アクション映画ーア行
『高校デビュー』『俺物語!!』の原作者・河原和音による人気コミックを、『アオハライド』などの三木孝浩監督が映画化した青春ドラマ。初心者ながら吹奏楽の名門校に入学した女子高生と、同級生の野球部員が互いへの気持ちを胸に、共に励まし合いながら甲子園を目指す姿を描く。主演を『orange−オレンジ−』などの土屋太鳳が務めるほか、『仮面ライダードライブ』シリーズなどの竹内涼真、NHK連続テレビ小説「まれ」で土屋演じるヒロインの弟を演じた葉山奨之が顔をそろえる。

あらすじ:甲子園のスタンドで野球部の応援にいそしむ吹奏楽部にほれ込み、名門・白翔高校に入学した小野つばさ(土屋太鳳)は、野球部の山田大介(竹内涼真)と出会う。互いに甲子園を目標に頑張ろうと約束を交わすが、トランペット初心者のつばさはなかなかうまくいかず、くじけることもしばしば。そんな彼女を励まし、同じクラスでもある大介にいつしか惹(ひ)かれていくつばさだったが……。

<感想>夏の甲子園の白熱した球児たちの戦い。今年は、リオのオリンピックが開催されて日本勢は、毎日TVで放送されるダントツのメダルラッシュとなっております。そのせいか、いつもは甲子園の高校野球を観戦するのですが、夜のニュースで結果を見るばかり。応援していないのではないのですが、どういうわけか、地元の高校は1回戦で負けてしまいました。

この映画では、野球少年とその少年が大好きで、応援をするブラスバンドの部活に入り、甲子園まで行って応援したいという女の子の物語。でも、甲子園に行くには、地区県大会で優勝しないと行けないのに、それに、吹奏楽部のトランペットだって、直ぐには吹けないでしょに。

若いっていいなぁ~、大好きな人を応援するために、吹奏楽部に入ってトランペットを吹きたいなんてね。努力すれば吹けるようになるって、そう簡単にはトランペットは吹けないよ。それに、彼氏に面と向かって「大好きです」なんて告白する。でも、彼は真面目な野球少年で、甲子園に行くまでは女子との付き合いはお断りだと言われてしまう。でも、絶対に甲子園には、連れて行くからと約束をする大介に好感がもてますから。
野球部員の大介は、補欠でもなくキャッチャーをしているので、野球部員が努力すれば甲子園も夢ではない。しかし、1年の夏の野球の試合では、地区県大会の決勝で負けてしまい甲子園には行けなかった。

吹奏楽部の小野つばさも、白翔高校は名門であり、県大会を勝ち抜いて行かないと全国大会にはいけないのだ。それに、メンバーもたくさんいて、選ばれなければ座席で応援するのみ。まずは、トランペットを練習しなくちゃね。
ただ吹けばいいものでもなく、息継ぎとかほっぺを膨らまして呼吸をととのえてと、努力もいるし音程もしっかり出ないといけない。先生に教えて貰うも、他の生徒たちから個人レッスンはダメだと言われてしまう。落ち込むつばさに、下を向いてばかりじゃダメと、大介が上履きに「ニコチャンマーク」を描いてくれた。

それでも、先輩の志田未来さん、高校生には見えなかったけれど、新人のつばさに手取り足取り教えるのも良かったし、自分が手を腱鞘炎という楽器を吹くのには痛手で、大会のメンバーには選ばれないのだ。それで、引き籠りになり不登校となるのだ。
それを、つばさが元気ずけに毎日家へ行き説き伏せる。それでもダメなのに、吹奏楽部の金管楽器の人たち全員が、彼女の家へ行くのだ。自分一人だけではなく、吹奏楽部全員の気持ちが一緒になるって、そういう、友達って大事だと思う。

それに、吹奏楽部の同級生ながら、バツ抜けて上手い男子に水島がいて、初めは下手くそで足を引っ張るつばさに、あなたにはラッパ吹きは向いてないというのだ。それでも、努力をして頑張るつばさを観て、仲良くなる。

先生役の上野樹里さん、いつもは恋愛ものが多いのに、吹奏楽部の指揮者の役もハマっていましたよ。
吹奏楽の映画は前にも観たことあるが、でもこんなにも熱く、勉強の方は大丈夫なのと心配するくらい頑張ってトランペットを吹くようになるのは、毎日の特訓に、努力、努力の結果でしょう。

感激したのが、大好きな彼、大介が球場に出てくると、つい応援のラッパを吹いてしまい、後で自分勝手に吹いてはダメと先生に叱られる。応援楽隊の出番もルールがあるのだ。しかし、彼女の熱意が吹奏楽部の部員たちに伝わった場面がある。それは、大介が足首を痛めてしまい、3年の甲子園に出られないかもしれないと、それで、自暴自棄になっている大介を励まそうと、部員全員で合奏するシーンが良かった。

ラストは、念願の甲子園に出られる県大会の決勝で、大介がピンチヒッターでキャッチャーに出て、逆転ホームランを打つところ。みんな泣きながら抱き合って喜ぶ姿に観ているこちらも涙が出てくる。お互いに夢に向き合って励まし合うつばさと大介。
その他にも、神社の絵馬に言葉を書いて応援したり、お守りを渡したりと、胸がキュンとなるシーンがたくさんあります。どの応援シーンも素敵で、こんなふうに応援したい、されたいと思うはずですから。
そして、エンドロールでは、吹奏楽部の県大会で金賞を取り、「吹奏楽の甲子園」普門館へ全国大会へ行けるというハッピーエンドも良かったですね。

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