パピとママ映画のblog

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ドクター・ドリトル★★★・5

2020年07月06日 | アクション映画ータ行

         

100年以上にわたり世界中で愛読されているヒュー・ロフティングの児童文学作品で、過去にもエディ・マーフィ主演版などで映画化された「ドリトル先生」シリーズを、「アイアンマン」「シャーロック・ホームズ」のロバート・ダウニー・Jr.主演で新たに映画化したアクションアドベンチャー。ダウニー・Jr.がドリトル先生を演じるほか、エマ・トンプソン、ラミ・マレック、トム・ホランドら豪華俳優陣が動物たちのボイスキャストとして出演。監督は「トラフィック」でアカデミー脚色賞を受賞したスティーブン・ギャガン。

あらすじ:名医ではあるが変わり者で、動物と話せるドリトル先生は、世間から遠ざかり、さまざまな動物たちとひっそり暮らしていた。しかし、若き女王が重い病に倒れたことを耳にしたドリトル先生は女王を救うことができる唯一の治療法を求めて、頑固なオウム、臆病なゴリラら個性的な仲間たちと伝説の島へと出発する。冒険を続ける中で、先生の過去、国を揺るがす陰謀など、さまざまな事実が明らかとなっていく。

<感想>「アベンジャーズ」シリーズのロバート・ダウニー・Jr.が主演した新作映画「ドクター・ドリトル」を鑑賞した。描かれるのは、“動物と話せる医者”が、個性豊かな動物たちとともに大冒険を繰り広げる物語。ワクワク・ドキドキのアドベンチャーを、ぜひとも味わってほしいです!

冒頭でスタビンズ少年が拳銃を誤射して、リスのケヴィンが怪我をし、ドリトル先生の家に向かうところから始まります。ヴィクトリア女王から贈られた庭園に、動物たちとひっそり暮らしていたドリトル先生は、愛する妻リリーを亡くして以来引き籠り生活をしていた。ある日のこと、重い病に倒れた若き女王を救うため、唯一の治療法を求めて伝説の島にある”エデンの樹”の果実を求めて、動物たちと冒険の旅に出発する物語。この映画は、ダウニー・Jr.が自分が対応できる範囲で、楽しい子供向けの作品に関わりたいと思っていたからだそうです。

”名医ダウニー”が個性豊かな動物たちと、どんな冒険を繰り広げるのかに期待が高まりますね。注目は動物たちを演じる声優さんたち。吹き替え版にて鑑賞したので、周りは子供たちでいっぱいでした。

字幕版では、頑固なオウムにエマ・トンプソンが、臆病なゴリラにはラミ・マレックが扮する他、アヒルにオクタビィア・スペンサーが、キツネにはマリオン・コティヤール、虎にはレーフ・ファインズ、キリンにはセリーナ・ゴメスなど全員主役級の顔ぶれが勢ぞろい。またスパイダーマン役で知られるトム・ホランドが、ドリトル先生の、メガネをかけた愛犬ジッブとして再びダウニーと共演。師弟コンビによる絶妙な掛け合いも見られた。

それに、ドリトル先生の助手志望のハリー・コレットとともに、冒険の旅に出る。旅路を邪魔する宮殿のバッジリー卿(ジム・ブロードベント)や、宮殿のマットフライ医師(マイケル・シーン)。

それに亡き妻リリーの父親である盗賊・義父ラソーリには、アントニオ・バンデラスといった、ビックなスターが勢ぞろいしている。

冒険に一緒に船に乗る動物の中では、白熊のヨシが好きですね。冷え性で毛糸の帽子をかぶっていて、臆病な白熊くん。それにダチョウのブリントン、飛べないし泳げないけど、先生を背中に乗せて走るひょうきんもの。白熊のヨシとは喧嘩友達です。

作品自体のほのぼのとした無垢な冒険や、人間同士の交流や共感といったテーマも良かったし、ダウニーのトレードマークであるユーモラスで、豊なコミカル・センスに溢れたチャーミングな動物博士を見せてくれる。

助手のスタンビンズ少年や一緒に冒険に乗り出す動物たちへの目線はどこまでも優しい。ドリトル先生の深い共感力に満ちた豊かな人間性を、そして冒険を通じて少しずつ生きる力を取り戻してゆくドリトル先生の変化を、嫌味なく演じきれたのは実力派のロバートだからこそだろう。

ドリトル先生を敵視するブレアを演じたマイケル・シーンも、「遊び心があってミステリアス。それでいて輝いているロバートは完璧なハマリ役」と絶賛している。見どころたくさんの本作、ピンチ連発の旅路に、果たしてドリトル先生と仲間たちは伝説の島の果実を、手に入れることができるのか?・・・。まさに新たなドリトル像を作り上げたロバートの熱演は必見ですぞ!

 

 

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