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GODZILLA 決戦機動増殖都市★★★

2018年06月13日 | アクション映画ーカ行

「ゴジラ」シリーズ初の長編アニメーション映画として、虚淵玄によるストーリー原案・脚本、ポリゴン・ピクチュアズのアニメーション制作で贈るSFアクション3部作の第2章。2万年後の地球を舞台に、ついに姿を現わした真のゴジラ“ゴジラ・アース”の圧倒的脅威と、人類最後の希望となる“メカゴジラ”誕生の行方を描き出す。監督は引き続き「名探偵コナン」シリーズの静野孔文と「亜人」「BLAME!」の瀬下寛之。

あらすじ:図らずも2万年後の地球に帰還、再びゴジラと対峙した人類は、ハルオが立案した“対ゴジラ戦術”を決行し、辛うじてゴジラの抹殺に成功した。しかし喜びも束の間、地中深くから体高300メートルを超える真のゴジラ“ゴジラ・アース”が姿を現わす。その圧倒的破壊力の前に、ハルオたちは散り散りになってしまう。やがて人類の子孫とされる“フツア”の民に救われるハルオ。そんな中、彼らの武器に“ナノメタル”が使われていることが判明する。それは、かつて“対ゴジラ決戦兵器”として開発されながら、起動寸前に破壊された“メカゴジラ”の構成物質だった。こうしてメカゴジラに唯一にして最後の可能性を見出すハルオたちだったが…。

<感想>前作の続編として、300メートルを超える真のゴジラ“ゴジラ・アース”が登場して、ハルオが戦うも気を失い原住民の“フツア”の民に救われるところから始まる。300メートルの巨大ゴジラと言う、アニメのこのゴジラも迫力あって凄く良かった。

地下都市の立派なことといったら、彼らの武器に“ナノメタル”が使われているし、それは“対ゴジラ決戦兵器”として開発されながら、起動寸前に破壊された“メカゴジラ”の構成物質だったとは。今回はナノメタルシティを手に入れたことにも勝算がある。

ゴジラ映画は,日本のトレードマークといっていいほど、過去にたくさんの作品がある。だからなのか、どこか見たようなストーリーに、ゴジラ像も見たことあるような気がして、それに最後に明かされる3部作目には「キングギドラ」が登場するというから、どうしても同じような展開になってしまうのかと。

それにアニメーションの質感が、期待していたよりも、前作より圧倒的な迫力もなく、ただただ、“メカゴジラ”の格納庫に入り、前よりも酷いじゃん、なんて思ってしまった。この2作目は、次の最終回に対峙するキングギドラのための準備期間なのか。

“フツア”の民の双子の姉妹であるマイナとミアナの可愛さに癒される。

双子以外の原住民は、小高い山の上で見守っているだけだが、なにか特別な秘策があってストーリーに絡むシーンがあれば良かったのにと思いました。

ハルオがこの中で一番の英雄でもあるし、ハルオが今までにゴジラを倒し、人類の手に地球を取り戻すという、復讐の様な感情を持って人類軍の被害を顧みず突き進んで来たのに。ところが、またここで命を吹き返した彼がこのままゴジラと戦っていいものかと、苦悩し始めるのだが。何故か、人間ドラマを盛り込まして、ウジウジと何とも煮え切らない話の展開で不完全燃焼状態でした。

ハルオがゴジラを倒す寸前まで行くも、ヴィルサルド人との「生」への価値観との違いから、ナノメタルと同化する事を拒みつづけ、人間として、生き人として、ゴジラと戦うことを決意し、倒す事を選択したハルオなのだが。

まるで「パシフィック・リム」のような人型兵器の中の、ヒロインの子のユウコの叫びが響く、ハルオと愛を誓ったはずなのに。あのシーンは本当に心が張り裂けそうでした。ついにはゴジラ・アースをトラップポイントで引き留めることに成功したのに、ゴジラ・アースの体温が上昇し、ヴァルチャーでも近寄れなくなってしまう。ナノメタルの制御室を破壊するしかなくなり、ついにゴジラ・アースが復活する。メカゴジラシティは、熱線攻撃によって破壊されてしまう。

ただあれだけ冷静沈着なガルグが、まるで狂乱したみたいになったのには、驚きました。部下たちのベルベも同じですが、あれだけ人類と協力し合っていたのが、ナノメタルで袂をわかつとはね。最後までみんな力を合わせて、戦う姿を観たいのにね。

ゴジラが“ゴジラ・アース“と命名され、地球環境・生態系全体がゴジラに期待しているという概念は、脱放射能ゴジラとして非常に練られた設定でもあると感心しました。

11月の第3章ではついにゴジラ最大のライバル、 “キングギドラ“がどのようにして出てくるのか期待したい。ゴジラ・アースと対峙するシーンも楽しみですね。

 

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