パピとママ映画のblog

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天気の子★★★・8

2019年07月27日 | アクション映画ータ行

大ヒット・アニメ「君の名は。」の新海誠監督が再び川村元気プロデューサーとタッグを組んで贈るファンタジー長編アニメーション。天候の調和が狂っていく時代を舞台に、不思議な能力を持つ少女と出会った家出少年が運命に翻弄されながら繰り広げる愛と冒険の物語を描く。声の出演は主人公の少年少女に醍醐虎汰朗、森七菜。小栗旬、本田翼、倍賞千恵子、平泉成ら豪華キャストが脇を固める。

あらすじ:天候が不順で雨が降り続く夏の東京。離島の実家を家出した高校生の森嶋帆高は、なかなかバイト先を見つけられず、東京の厳しさに打ちのめされかけていた。そんなとき、小さな編集プロダクションを経営する須賀圭介に拾われ、住み込みで働くことに。さっそく事務所で働く女子大生の夏美とともに、怪しげなオカルト雑誌のための取材を任された帆高。やがて彼は、弟とふたりで暮らす明るい少女、天野陽菜と出会う。彼女にはある不思議な能力があった。なんと彼女は、祈るだけで雨空を青空に変えることができるのだった…。

<感想>これは―― 僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語。新海誠監督の作品とくれば観ない訳にはいかない。「君の名は。」の大ヒットに続き、今回も満員御礼の大盛況の映画館。しかし、期待していたものとは違っていて、ファンタジーではあるが、今一つ盛り上がりのない内容だった。

“愛にできることはまだあるかい”という曲が流れて、2人の男女が出会うのだが、明確に言えばこれは新海誠監督が「君の名は。」で伝わり切れなかったことを、もっと強くはっきりと伝えようと、「君の名は。」をも超える面白さと感動を、価値観を揺さぶる衝撃を、そして言葉にならなかったたくさんの違和感を言い当てて、誰かを救う愛の力を持っている、「愛にできることはまだある」と教えてくれるのだ。今作には何か、命がけの叫びのようなものがこもっていると感じた。

“愛”という男女の心の葛藤という、自分の命とか、自分の気持ちを全部使い切ってしまう、そういう少年と少女を物語の主人公にしている。こところ気候が変わって来て、夏はとても雨が多くなり水害も増えてきたし、心地よかった春や秋のような季節がどんどん短くなってきて、極端に寒い時期と極端に暑い時期が多くなってきて、明らかに気候変動が起きているわけですが、その気候変動の理由は、人によってはいろんな理由があると言う人もいれば、人間なんか一切関係なく、地質年代的に、あるいは太陽活動の影響なんだと言っている人もいるわけで、今の時代において、帆高と陽菜のような少年少女が真っ直ぐに生きて行って欲しいという想いがありますね。

いずれにせよ危ういバランスで天気と人間が共存している世界の中で、少年少女がどう生きていくかという、この映画はそういう話なんだと思った。

晴れ女の天野陽菜と出会い、ネットに投稿してアルバイトを始める森嶋帆高だが、彼は年齢を偽っていて本当は高校生で16歳の家出少年でした。晴れ女の天野陽菜も年齢詐称で実は森嶋帆高よりも年下ということになっていた。両親に死に別れて、生活してゆくために姉の天野陽菜が働かなければ食べていけないというのだ。

世界各地で異常現象の雨、豪雨つづきの転機により、毎日がうっとうしい日々が続く。そこで思いついたのが、一時的にお天気にさせるという晴れ女の天野陽菜の特技、能力をいかしたお天気商売を思いつくのだ。

天気をモチーフに重ねているわけで、単純にアニメーション映画らしく奇跡が起きるという映画にしている。その奇跡の在り方が非常に令和的な感じがしていて、それこそ80年代から自然と人間がどう生きていくのかというのは、アニメーションのテーマだったと思うんです。

ですが、この雨の天気を一時的にしろ、太陽を雲の間から見せてお天気にするというアルバイトは、意外なほどに順調に仕事が入るのだが、しかし、お天気を左右させるということは、天野陽菜の身体に何かしら影響を及ぼすものであり、つまり、だんだんと身体が消えてゆくというのだった。

折角、いいアイデアを思いついた帆高だったが、体が消えて無くなると言うことに対して、いつまでも天野陽菜に晴れ女としての仕事を続けさせるわけにはいかない。シオドキというべきな日数が明るみになってゆく。

異常気象によって水没した東京を、少年が疾走する本作の展開は、ある意味でさらに強引に引っ張ってゆく。そして、天空の世界へと連れて行かれる天野陽菜を追いかける森嶋帆高の姿が、何故にそんなに簡単に彼を、上空の積乱雲の上まで行けるのかが不思議だった。

そこはまるで天国のような世界観であり、つまりは天野陽菜が神の力とも言えるお天気を、自由自在に操ってしまったからではないのか。人間がなせる業ではないのだから。天野陽菜は人のために自分を犠牲にできる強い人。

だからなのか、帆高は天気を晴れにする陽菜の力、奇跡の代償が彼女の身体を蝕んでゆくということがあるとしたら、それは止めなければならない。何時までも続ける仕事ではないのだ。人間にとっては、結婚式とか、引っ越しとか、お爺さんの新盆には晴れて欲しい。

いろんな事情はあれど、晴れの奇跡を起こすために、それが一人の人間の命を亡くしてしまうのでは、犠牲が伴うと簡単に片づけることはできないのだ。ラストでは、陽菜を助けに帆高が雲の上まで行くのですが、あまりにもファンタジーすぎて良きに計らえとでも言いたくなる。

それにしても、最近の地球上のお天気はあまりにも異常気象が多く、日本でも最近では、豪雨が沖縄、鹿児島と何日も続き、その後、関東地方、東北地方と梅雨の季節でもあるので、雨が多いのは致し方のないことだが、それが去年もそうだったが、豪雨による被害(河川の氾濫、崖崩れ、鉄砲水)などが多いのだ。映画のように、ある人が奇跡で雨を止めて天気にするということが出来るのなら、それはあってもいいのではないかと。

2019年劇場鑑賞作品・・・109  アクション・アドベンチャーランキング

 

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