風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

パンフルート上達講座:半音まじりのスラー

2016-03-24 | パンフルート演奏講座

パンフルート演奏でメロディーをよどみなく吹き進めるには様々な難関をクリアーしていかなくてはなりません。

   

パンフルートの管の音階並びは「1管1音」と紹介していますけど、半音を含めて詳しく説明しますと「パンフルー

トは1オクターブ7音の管の並びになっています。半音は歌口の気流の操作により1管ずつ音程を下げることができ

ます。これにより西洋音階1オクターブ12音全て出すことができます。」

 

 パンフルートで半音を出す方法は1、唇位置は固定し楽器を傾ける。2、楽器角度は変えず歌口を下唇が半分径を

塞ぐように斜め下にずらす。3楽器角度唇位置は変えず両唇の操作でビーム圧力を変える。の3つが代表的です。

このうち3はよほどの経験が必要ですし、1は傾けるたびに楽器がぐらつきますし傾けたり戻したりするストローク

に時間がかかります。

私は5㎜前後の移動ですみ楽器もぐらつかず、ストローク時間もあまりとらない2の方法を推薦しています。 

楽譜上で半音にかかるスラーが出て来るとどちらかの方法で半音に対応しますが、楽器と唇の位置関係の動作と同時

に息吹きつけのタンギングにも工夫をこらして行かなければなりません。

複数のことを同時に行なうのですから最初は混乱すると思われます。

これも経験の蓄積ですから、心行くまで繰り返し練習し壁を乗り越えてください。

   

 

風の音パンフルート製作工房では優しく暖かい音の広島産竹を使って楽器作りを行なっております。

購入・修理・貸し出し・教室などのお問い合わせは080-5235-7664またはpanfrute@ybb.ne.jpまでどうぞ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿