毎日曇りや雨の日が続き、湿った空気が重くのしかかります。
もしあなたの愛器パンフルートがカビてしまったら捨ててしまいますか?
管の内側清掃用に手作りした道具です。丸棒の両端に布やサンドペーパーを取り付けたものですが、かゆい所に
手が届くすぐれものです。
パンフルートは竹や木の自然界の物質で出来ており、組織の中は毛細管などの空間があり空気を出し入れしながら
呼吸をしています。
パンフルートの表面には保護のためニスを塗っていますが、ニスと言えども液体から個体になる段階で水分が抜けた
後は気泡だらけ、繊維が折り重なっている形で空気は自由に出入り出来ます。
当然梅雨の時期は湿度80%以上の空気が組織内に取り込まれていますので条件が整えばカビることはあり得ます。
カビたからといって捨てることはないでしょう。
外のカビは乾いた布等で拭き取り、管中は掃除道具をさしこみ掻き出しましょう。
カビは最初ニスの表面から発生しますので、竹本体に菌糸が達しないよう早めに対処しましょう。
風の音パンフルート製作工房では自然の素材の音を生かした楽器作りを行なっております。
購入・修理・貸し出し・教室などのお問い合わせは080-5235-7664またはpanfrute@ybb.ne.jpまでどうぞ。
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