パンフルートの半音位置での音出しでは、リラックスした理想的な力配分の筋肉の動きが見られます。
このリラックスした状態をそのまま全音位置に移行できればよいのですが・・・
全音位置ではついつい余計なところに力が入ってしまいますね。
パンフルートの構えでは肩に力が入らず自然体の力配分が基本とされています。
一方両唇が合わさる吹き口でも顔・喉の筋肉を中心にリラックスした動きが理想とされます。
人間が生きて行くうえでの呼吸では当然のごとくいろんな筋肉を使いますが、楽器を奏でるための筋肉はそれ
以上の複雑な動きをいたします。
みなさんは普段呼吸をする時のようにパンフルートで音出しをする時も「どの筋肉を何%ぐらい使っているだ
ろうか」など全く気にされたことはないだろうと思われます。
筋肉の動きを探る手始めに「半音位置の筋肉の動き」と「全音位置の筋肉の動き」を実際に音出ししながら繰
り返してみてください。(半音と全音が入り交じると半音・全音位置とも音程が不安定になります。常にチュ
ーナーとにらめっこしながら安定した音を出してください。)
両者の筋肉動きが違うことが解ればとりあえず観察は合格です。
風の音パンフルート製作工房では柔らかく音で包み込む地元産の素材を使った楽器作りを行なっております。
購入・修理・貸し出し・教室などのお問い合わせは080-5235-7664またはpanfrute@ybb.ne.jpまでどうぞ。