13ある調の中で10の調がよく使われています。
パンフルートで半音操作を学ぶにはこの中から#4つのホ長調、♭4つの変イ長調、♭5つの変二長調の3調の曲を
積極的に選んで徹底的に半音を練習、半音の心をつかみ取りましょう。
Fの音管を#に、ト長調に調律してあるパンフルートは♭マークが多くなる調ではその威力を発揮します。
♭5つの変ニ長調を例にとると、Cの音が全音位置であとの6音は全て半音位置で音を出すことになります。
このほうが半音の音質の世界が主流となり曲の雰囲気をまとめやすいのです。
私はここ数年変ニ長調を中心に半音の多い曲を徹底練習していますが、最近では半音位置の音がうまく表現できて
全音位置の音が苦手になってきています。
全音位置の音は拡散気味で焦点が見えないのです。
霧吹き現象の起きるエッジから遠いせいでしょうか、半音時の音をコントロールできる感覚が全音位置にはありま
せん。
半音位置にはあなたの想定外の音の世界があります。
変二長調を徹底練習して半音の世界を体験してください。
ト長調一辺倒の練習は改めてください。
風の音パンフルート製作工房では優しく温かい音の広島産竹・木を使って楽器作りを行なっております。
購入・修理・貸し出し・教室などのお問い合わせは080-5235-7664またはpanfrute@ybb.ne.jpまでどうぞ。