佐藤優と五木寛之の対談集『異端の人間学』(2015年・第1刷)
今年の3月、第4刷として、幻冬社新書から出版された本である。
ロシヤのウクライナ侵攻が続くなか、Amazon 推薦の本。
佐藤優の著作は、一冊も読んでいない。
一方、五木寛之は同学年の作家なので、同世代という親しみもあり、かなり多くの本を読んでいる。
その親しみから、二人の対談集を読んでみたいと思い、注文した。
両人とも、実に博学でいらっしゃる。
特に、ロシヤについて、また宗教について。
話の柱は、
第一部 人間を見よ
第二部 見えない世界の力
第三部 詩人が尊敬される国
第四部 学ぶべきもの、学ぶべき人
となっている。
この本からは、学ぶことが多かった。
が、私自身、もっと系統的に勉強しなくてはいけないと反省した。世界の国々を深く理解するには、教科書で学んだ程度の乏しい知識では間に合わない。そして、宗教を背景とした国家論、国家観となると、自説を全く語れない。宗教の違い、各国家と宗教の問題も、もっと知らなくてはいけない。
活字を読むことが楽しめる間に、嗜好的な読書だけでなく、学ぶ読書も系統的にしなくては、と今は思っている。
さて、そんな時間が、私に許されているかどうか?
ツツジの小木が、蕾を膨らませ、開花し始めた。
ツツジの小木が、蕾を膨らませ、開花し始めた。