ぶらぶら人生

心の呟き

雨上がりの空

2021-03-13 | 身辺雑記
 昨日の天気予報では、今日はまだ、雨が残りそうなことを言っていた。
 昨夜はかなり吹き荒れたようで、防音の行き届いた部屋へも、海鳴りとも暴風の唸りとも分からない騒音が聞こえて、眠りを妨げられた。
 2時以降、何度か目覚めてはまた浅い眠りを繰り返した。
 
 起床後も、防風林がひどく揺れている。かなりの強風が吹いているらしい。
 気まぐれに、雲が吹き払われて、青空が広がった。(下の写真)
 しかし、その動きはかなり激しく、天気は不安定だ。

  (一日中、風の冷たい今日だった。)

       空の表情

 



 『群像 日本の作家』(1〜23)が、1991年ころから順次発行された。(小学館)
 こういう類の本は、なかなか全巻をくまなく完読するのは、私にとっては難しく、調べてみたいことなどあるとき、ページをめくるという読み方になる。

 <その1>が夏目漱石、<その2>が森鴎外、最終巻<その23>は大江健三郎となっている。
 施設の方へ、夏目漱石と森鴎外を持参している。
 一人の作家を、多数の筆者によって、多面的に捉えているので、なかなか読み応えがあって面白い。多数の筆者のよる作家論の趣である。

 今日は、昼食後、帰宅予定である。
 お昼までの自由な時間が限られているので、『夏目漱石』を取り出して読んだ。
 加賀乙彦の「漱石と私」、秋山駿の「漱石への疑い」などを面白く読んだ。
 加賀乙彦さんは精神科医の観点から、登場人物について詳述。秋山駿さんは漱石の作品に改めて疑問を投げかけておられる。
 いかなる優れた作品も、万人から喝采を浴びることはないのだろう。
 読み方、捉え方の一様でないのが面白い。

   


 『行人』を読みかえしたいと思っている。
コメント
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