加藤廣 著
『利休の闇』
加藤廣(1930〜2018)の本を初めて読んだ。
2005年に、書き下ろし小説『信長の棺』で高齢デビューの作家であるという履歴も、全く知らなかった。
ただ、利休に対する関心からこの本求め、読んでみた。
歴史上の人物に限らず実在した人物を描くのは、大変難しいことだと思う。
利休にしても、利休と関わりの深い秀吉にしても、どう描くかは作者の捉え方で随分変わってきそうである。資料が多ければ多くて、かえって書きづらいものかもしれない。
作者・加藤廣の描く利休として通読。
妹からのプレゼント、<Chocolat fr a is>で、口福を味わいつつ。