昨日の天気予報では、今日はまだ、雨が残りそうなことを言っていた。
『群像 日本の作家』(1〜23)が、1991年ころから順次発行された。(小学館)
昨夜はかなり吹き荒れたようで、防音の行き届いた部屋へも、海鳴りとも暴風の唸りとも分からない騒音が聞こえて、眠りを妨げられた。
2時以降、何度か目覚めてはまた浅い眠りを繰り返した。
起床後も、防風林がひどく揺れている。かなりの強風が吹いているらしい。
気まぐれに、雲が吹き払われて、青空が広がった。(下の写真)
しかし、その動きはかなり激しく、天気は不安定だ。
(一日中、風の冷たい今日だった。)
空の表情
『群像 日本の作家』(1〜23)が、1991年ころから順次発行された。(小学館)
こういう類の本は、なかなか全巻をくまなく完読するのは、私にとっては難しく、調べてみたいことなどあるとき、ページをめくるという読み方になる。
<その1>が夏目漱石、<その2>が森鴎外、最終巻<その23>は大江健三郎となっている。
施設の方へ、夏目漱石と森鴎外を持参している。
一人の作家を、多数の筆者によって、多面的に捉えているので、なかなか読み応えがあって面白い。多数の筆者のよる作家論の趣である。
今日は、昼食後、帰宅予定である。
お昼までの自由な時間が限られているので、『夏目漱石』を取り出して読んだ。
加賀乙彦の「漱石と私」、秋山駿の「漱石への疑い」などを面白く読んだ。
加賀乙彦さんは精神科医の観点から、登場人物について詳述。秋山駿さんは漱石の作品に改めて疑問を投げかけておられる。
いかなる優れた作品も、万人から喝采を浴びることはないのだろう。
読み方、捉え方の一様でないのが面白い。
『行人』を読みかえしたいと思っている。
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