庭、華やぐ

　家に帰る。
　帰途、モクレンの蕾が膨らんでいるのに気づいた。
　白モクレンも、紫モクレンも。
　タクシーの車窓に過ぎる風景を眺めがら、＜一週間＞の変化に驚いた。花開く季節になったのだと。

　家の庭も、華やぎ始めていた。
　アンズの花が咲き、シデコブシの花も咲いて。
　ツバキは、紅白の花とも、咲き続けていた。

　私が庭にいると気づかず、アンズの木にヒヨドリがやってきた。蜜を求めてやって来たのだろう。
　私に気づくや、素早く向きを変えて、低空飛行の姿勢で逃げ去った。

　やはり家の方がくつろげる　と、晴れわたった空を見上げながら思う｡

　　

　　　

　　

　　

　　

　　

　　

　　　［付録］＜今日の日の出＞。

　　毎日同じようであって、同じではない。

　　空の表情だけでなく、日の出の位置も微妙に変わっている。

　　

　　　６月４６分

　　
　　

　　　　６時５３分

　　

　　今日は「桃の節句」。

　　それらしい昼食膳。

　　お昼をいただいて帰宅。