ぶらぶら人生

心の呟き

『千利休 無言の前衛』

2017-10-22 | 身辺雑記
10月22日 日曜日

赤瀬川原平著『千利休 無言の前衛』




今日は、主として読書をして、一日を過ごした。
上掲の本を読了。

山口の書店で目にし買ったのは、今年の春ころであったような気がする。
赤瀬川原平さんの本だから、面白いだろうと思って求めた記憶がある。
そのまま机上において、忘れていた。
今回、河口の部屋で読了。

初版は、1990年の始めであり、私の本は、2014年発行の第34刷目である。
ずいぶん読まれているらしい。

この本は、こむずかしい<千利休論>ではない。
世の様々な現象を取り上げながら、千利休の人となりやその美意識について書いてある。
表題にあるように、<無言の前衛>的茶人として利休を捉えている。
千利休について書きながら、間接的に語られる話が愉快である。
作者と利休の接点は、勅使河原宏監督から、映画「利休」の脚本を依頼されたことにあるという。

私より4歳も若い1937年生まれの赤瀬川原平さんが、今は亡き人である。(2014年逝去。)
芥川賞受賞の『父が消えた』を読んだのが、この作者との出会いであった。
作家としてよりも、前衛美術家として活躍された実績の方が大きいのかもしれない。

私が読んだのは上掲の小説以外では、『老人力』『四角形の歴史』『東京路上探検記』『千利休 無言の前衛』である。
いずれも、読書の醍醐味を味わえる本であった。

………………………………………

今日は、父の祥月命日である。
河口の部屋にて、父を偲ぶ。
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数独老女

2017-10-22 | 身辺雑記
10月21日 土曜日

朝から、数字を見つめてばかり。
前回の<世界一難しい数独>は、
数字の数が、23個あり、
さらに2個、直感的に、
解答の数字を入れることができた。
<世界一難しい数独>といいながら、
解答者に、安堵感を与えてくれるものだった。
しかし、やり始めてみると、
やはり手強い数独ではあった。
それでも、数日をかけ、
20回くらい試行錯誤を繰り返しているうちに
答えを得ることができた。

もう一問、ソコロシステムズのSさんから
出題をしてもらっている。
それは、前回よりさらに難しい数独である。
前回の問題を解くのに、かなり難儀したので、
暫く時間を置くことにした。

が、数独脳も、使わないと勘が鈍るので、
<上級編>の問題を一日一問は解いている。
楽しい遊びである。
達成感の喜びというのであろうか。

上級編の問題なら、
数字の数は24個程度である。
9×9(81)のうち、
24個がすでに、紙面に出ている場合、
57個の数字(81−24=57)を
答えればよいわけである。

95%くらいは、一度で解答できる。
たまに信じて入れた数字に惑わされ、
迷路に入ってやり直すこともある。

20日、朝から取り組んだのは、
前回よりさらに難度の高い<世界一難しい数独>である。

数字の数は21個。
解答の可能性を絞れる範囲は、至って少ない。
<数独問題>は、数字の数で、
ある程度、難度をはかることができる。
が、さらに数字の並べ方も問題である。
今回は解答のヒントを最小限に抑えた難問のようだ。

9回やり直したが、未だ正解に至らない。
施設では、食べさせていただいて、
終日、数字に対峙して暮らすこともできる。

一日中、数字を見つめている老女など、
おそらくこの世にいないのでは?
(似た人もいるのかどうか?)

………………………………………

数字を見つめて、四苦八苦しているとき、
ドアをノックする人があった。
施設の先生であった。

先日、起立性低血圧症状のあること、
不可解な朝のあったことなどを、
施設の見回りを担当してくださる方に
伝えておいた。
今後も、ドアの鍵をかけたまま、
倒れているようなことがないとは言えないので。

施設の人たちは、
互いに、連繋をしっかりと取り合っていらっしゃるようだ。
先生のお耳にも届いて、
様子をみにきてくださったのだ。

起立性低血圧によるものだったのだろう、
と、先生はおっしゃって、生活上の注意をしてくださった。

薬の飲み間違いを一旦は疑ったものの、
それはあり得ないと、私自身も思っていた。
10余年前、朝食後、血圧の薬と眠剤を飲み違え、
午前中眠り続けた経験がある。

が、今回は、正確な時間は分からないが、
7時を過ぎたことに気づき、
いつものように、自分でドアの鍵を開けた。
そして、その午前中に、
<世界一難しい数独>を解き終えたのである。
そう長い間、意識が朦朧としていなかったことは確かである。

先生も、起立性低血圧で、意識を失い、
軽い眠りがしばらく続いたのだろう、
と、おっしゃった。
多分そうなのであろう。

それにしても、気分が悪いわけでもないのに、
ふーと意識を失って、転倒するのは困ったことだ。
ふらふらするので、血圧を測ると異常に低いことは折々ある。
その時は、気をつけるから倒れることはない。

前回(2015年の1月)といい、今回といい、
掃除中であったり、化粧中であったり、
気分が悪いというわけではなかった。
それだけに、不意の低血圧は、気味が悪い。

入浴が大好きなのだが、
施設では、体調によっては見合わせることもある。

(夜、9時、施設の担当者が、
「大丈夫ですか」と声をかけてくださった。
消灯に来られたついでだったのであろう。
気配りしていただけることに感謝する。)


以下の写真は、台風21号が近づきつつある朝の空。




上の2葉は、自室より。




上の2葉は、廊下のルーフバルコニーより。
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