ぶらぶら人生

心の呟き

喜寿を記念し…

2010-01-24 | 旅日記
 今年の誕生日は、私にとって、一つの区切りであった。
 喜寿。
 随分長く生きたてきたような気もするけれど、気分的には、50代、60代の頃とほとんど変わらず、77歳であることが不思議にも思える。
 とにかく、何事もなく、ここまで歩んでこられたのは、幸せである。
 22日の誕生日に先立って、妹や友人知己から、過分な祝福も受けた。

 これからは、未知の未来へ歩むことになる。
 喜寿という特別の区切りのせいか、人生の晩年にさしかかったとの思いは強い。
 これまでどおりの平坦な未来はありえないであろうとの自覚も。
 しかし、案じても仕方がないので、大方のことはなりゆきに任せ、老いを楽しんで生きようと思っている。

  
 誕生日の22日は、山口に出かけ、所用を済ませたあと、萩に向かった。
 初めての宿<雁嶋別荘>に宿泊。
 松本川が日本海に注ぐ河岸にある宿である。
 大寒の日の生まれなので、誕生日が好天に恵まれることは少ない。
 が、今年は冬日和であった。
 眼前の山(指月山の南)に、夕日が沈むのを眺めることもできた。
 落日は、川面や夕空にたなびく雲を染め、やがて完全に光を失った。
 私にとって、一つの季節が終わることを思いながら、部屋の窓からそれを眺めた。
 少なくとも、確実な明日のおとずれを信じながら。 

             

             

             

            翌朝、窓辺に眺めた指月山と松本川。

             

             
コメント (2)
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