ぶらぶら人生

心の呟き

崖の草刈り

2009-10-27 | 身辺雑記
 同級生のHさん夫妻が、二日がかりで、崖の草刈りや溝掃除などをしてくださった。平素は一日で終わる作業なのだが、昨日、10時過ぎから雨になり、今日にまたがる作業となったのだ。
 今日も、昼前には抜けるような秋晴れの空だったのに、お昼過ぎには時雨がやってきた。
 草花舎で、スーザさんと昼食を共にした。
 いつもならもっと長居をするところだが、H夫妻が作業に来られるのに備えて、早々に帰宅した。
 10日ばかり、フランスに帰国なさるスーザンさんにお別れをして。
 
 3時前、草刈り機の音がするので外に出てみると、Hさんが崖の上で、昨日し残しの草を刈っておられた。
 間もなく、片付けの手伝いにH夫人も来られた。
 「少しだけど新米を食べて」と、自作のお米を届けてくださった。
 (今晩、早速炊いて、いただくことにした。)
 昨日は、Hさん宅の庭に咲いた花々を持ってきてくださった。(写真)

 急勾配の崖の草刈りは大変だが、片づけも容易ではない。
 刈った草はかき集めて<鳥の巣>に入れては、トラックの荷台に運び、持ち帰って処理してくださるのだ。
 作業が終わったのは、夕翳る時間であった。
 労をねぎらって茶菓を出し、ひと時の語らいをし、来る年もよろしくと、別れたのだった。お互いに、来年があればね、と笑いつつ。

              
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農具の新旧

2009-10-27 | 身辺雑記
 今、裏口に、私のものではない農具が二つ置いてある。
 <鳥の巣?>と<草刈り機>と。

 実は、昨日、同級生のHさん夫妻が、崖の草刈り、溝掃除などをしに来てくださった。ところが、10時過ぎから雨になり、仕事を中断して帰られた。

 道具は置いて帰るから、と言いおいて。(写真)
 昔懐かしい背負い具は、確か<とんのす>と言っていたように覚えている。
 形状から、<鳥の巣>の訛ったものかと思うが、定かではない。
 私の家にはなかったし、背負った経験もない。
 が、鳥の巣状に竹を編んだ道具には、昔の人の知恵が感じられる。
 物が存在し、見慣れてしまうと、創造者の創意の妙も忘れがちだが、なかなか理にかなったすばらしい農具だと思う。そこには、自在に様々なものを入れて背負うことができる。
 背当てや、肩紐なども、なかなか手が込んでいる。
 
 子供の頃、<おいこ>とか、<おいのこ>とか呼んでいた農具もあった。
 こちらは、最近見かけないような気がする。
 漢字で書けば、<負い子><負いの子>と書くのだろう。(地方によっては<荷子>とも言うらしいことをネットで知った)
 <子>は接尾語で、<振子><呼子><鳴子>などの<子>と同じような使われ方なのだろう。

 <おいこ>は、戦時中、小学校(当時は国民学校)の勤労奉仕で背負ったことがある。山から薪を運ぶ作業だった。小柄な身には、<おいこ>が、お尻の方に下がるし、肩紐は肩に食い込むし、生きた心地がしなかった。
 幼子には過酷な労働であった。

 草刈りの道具と言えば、昔は鎌だった。
 今は、利便性の高い草刈り機によって、広範な場所の、繁茂した草が、比較的容易に刈り取れるようになった。
 私には使うことのできない道具ではあるけれど。

 
             

                    
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<文字・活字文化の日>

2009-10-27 | 身辺雑記
 今朝、読売新聞を読んでいて、今日は、<文字・活字文化の日>だと知った。
 そんな日が定められていることを、つゆ知らなかった。
 <読書週間>については知っていたけれど……。

 読売新聞の文化欄に、

 (横見出し) 読書週間「読書とスポーツ」 10月27日は「文字・活字文化の日」
 (縦見出し) 読めば風を感じる

 との見出しで、東京外苑のイチョウ並木をジョギングする増田明美さんと森絵都さんの写真が添えてあった。心弾むような軽やかな走りの写真である。
 その記事の中で、森さんの言葉として語られていたのが、<集中力も結局は体力です>であった。
 <ウーン>と小さくうなりながら、私は読みかけの新聞を投げ出した。
 最近、とみに衰えた集中力のなさは、私の萎えた体力と関係があるのかも知れない、と考えたのだ。
 老いに伴う体力の衰えは、いろいろなものを奪ってゆくらしい。

 先刻、ネットで、<文字・活字文化の日>を調べてみた。
 2005年(平成17年)に、「文字・活字文化振興法」が施行され、10月27日が、その日として定められたのだという。
 もう少し体力をつけ、少しでも長く活字を楽しめる日々を過ごしたいものだ。

 写真は、私の本棚の辞書である。これらをもっと活用しなくてはならない。

             
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