ぶらぶら人生

心の呟き

空の表情

2009-10-23 | 身辺雑記
 ここ幾夜か、オリオン座流星群に会えないものかと、夜の空が気になり、深夜から未明にかけて、何度も戸外に出た。
 今朝も5時前、新聞を取り入れるついでに、外に出てみた。
 冴え冴えとした星空であった。
 南よりの空に、いつもの如く、オリオン座を見つけた。三つ星の下には、大星雲も見えた。
 と、右目が、一つの流れ星をとらえた。
 一瞬であった。
 実に感覚的なことだが、左目がとらえる前に消えてしまった感じであった。
 願いごとを唱えようもないほどの速さで、まさしく<星走る>の感であった。
 
      庭に立つ狂女のありて星走る


 空は、昼も夜も、眺める者を厭きさせない。
 一昨日、妹が、白内障の手術を受けた。
 手術が終わるころを見計らって、見舞いに出かけた。
 すでに術後の安静時間を過ぎ、妹は落ち着いていた。
 一泊して様子を見、異常がなければ、翌日には退院できるという。
 医学の進歩で、白内障の手術は、恐れるに足りないらしい。
 私は十数年前から、両眼に白内障があるとの診断を受けている。ただ、まだ手術は必要のない段階である。
 術後の目には、周囲の風景が、どんなふうに映るのだろう?
 (今朝、妹から、無事退院したと電話があった。)

 昨夕、病院を出て、バス停の椅子にかけていると、折から、薄暮の空に、秋の淡い雲が漂っていた。(写真)

               
コメント
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