ぶらぶら人生

心の呟き

10月の庭 (ネコノヒゲなど)

2009-10-06 | 草花舎の四季
 昨日は、草花舎に出かけた。
 10月になって、初めての草花舎であった。

 裏庭に置かれた鉢に、風変わりな、白い花をつけた植物があった。(写真①)
 <ネコノヒゲ>というのだそうだ。
 名のとおり、蕊がピーンと長い。
 大きく育てば、たくさんの花をつけて、なかなか見事らしい。
 シソ科の植物とのこと。

 裏庭に大きな切り株がある。
 その株に、アカマンマほか、雑草がひとりでに生え、巧みな面白さを演出していた。
 植物たちは、根を下ろしたところを最上の住処とし、満足しているかのように生きている。(写真②)
 人間の場合は、草花たちのようにはゆきそうにない。きっと不満を言い始めたりするに違いない。植物のおおらかさが少々羨ましい。

 写真③④は、昨日の<草花舎>の佇まいである。


             ①

                   ②

             ③

                   ④

 久しぶりに、草花舎で、スーザンさんにお会いした。
 到着の時間差はあったが、石州和紙会館のAさん、グラントワのHさんも来られ、話が弾んだ。TちゃんやYさんも一緒に。
 話題の中心は、先日、行われた、今福優さんの公演に関してだった。
 私は、スーザンさんに招待していただいたのだが、一日前に、湯本行きを決めていたので、熱演の舞台を見る機会を逸した。
 当然のことだが、人それぞれに見方・感じ方の違いがあり、私は場面を想像しながら、興味深く話を聞いた。
 関連した話題として、組織の運営、経営のあり方などにも話が及び、思想信条の異なる者が、方向性を定めて、よりよいあり方を選択してゆくのは、かなり難しいことだと思った。
 私も、かつては職場にあって、悩み多き日を過ごしたのであっただろう。
 過ぎ去った日々は、比較的穏やかであったようにも思えるけれど。
 時間の経過は、すべてを浄化してくれるのかもしれない。
 久しぶりに、私の生活の外に、生々しい現実のあることを実感した。
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個々の美 (ミゾソバの花)

2009-10-06 | 身辺雑記
 昨日、草花舎に行くため、国道を歩いていると、ミゾソバが歩道まで茎を伸ばしていた。
 ミゾソバの花は川原などに多く、遠くから眺めることが多い。が、昨日は、足元で、それを見ることができた。
 山口の一の坂川の川原には、この季節、ミゾソバの花が沢山咲いていた。
 いくつもの金平糖が寄り添ったような花だと、遠目に眺めては思っていた。
 (<コンペイトー《confeito》>が、ポルトガル語だとは知らなかった。<金平糖>は当て字らしい。)

 間近に見る花の愛らしさ!
 桜に似た小花の、透明感ある花びらが美しい。
 桜花は、個々の花も美しいけれど、どちらかと言えば、総体として眺めた時、より美しい花のように思う。
 しかし、ミゾソバの花は、あくまでも個々の美である。(写真)


            
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