〇再び３月20日がやってきた。この日もまた、何年前、何十年前の今日、という風に記憶をたどる日付だったりする。今日は台風並みの暴風警報で雨はなくとも大荒れである。外から聴こえる轟音が恐ろしい。もうしばらく様子を見てから出かけるかどうか迷っている。
先日、職場でも送別会的な飲食会などができるようになったらしく、参加した。４～５年ぶりのような気がする。３月上旬の先日の出張の際にも、数時間ほど少し飲食の場があった。個人での外食も、この「別室」に書いているとおり時々キイロイトリと外出した際に、少しずつ試行している。だが、いずれもそれほど多い回数ではない。だいたい手弁当持参生活だから。
別に、コロナ禍で急に「個食」を強いられたのではない。むしろ逆に、単独で生活している基本的な生活パターンがそれほど変わらない、といった方が状況に合っている感じもする。ただ、そうしてこの４年近く過ごした時間の影響か、送別に伴う感情のようなものが希薄になりつつある感。以前は「春愁」という言い方をしたものだが、喜怒哀楽自体あまり強くない状態の上に「愁」自体も慢性的で特に季節性でなくなってきているのかも。
先日通った純喫茶の名店・琥珀館でいただいたジャワカレー。滋味。自宅で作ろうと思ってもこういうふうにはなかなかできない、というものを他所ではいただくようにする。次回は名物のライスカレーにチャレンジしてみたい。
BGM：シャーロック・ホームズの冒険「銀星号事件」（ミステリーチャンネル、3/20 9:45～）
祝日で20エピソード連続放送特集をやっている。以前からこれも書いているとおり、何百回と見て相当台詞も頭の中に残っていて、事件の場面の風景を見ても、この番組を見ていた頃の年の出来事まで脳内で連想されてくるようなシリーズである。何周分かあるから録画はしない。途中から見て出てる俳優とか展開でどの話だったか当てる、というのもできる（あ、今度は「第二のしみ」事件だ、とか）。見て改めて、英国の階級社会だな、日本も随分30年か40年でそれっぽくなっちまったらしいが（この番組を最初に見た1980年代後半の頃はそこまでひどくなかったが）、と思ったり。田中明夫さんもよく登場する。これ馬舎に運んだのがマトンカレーだったとか、犬が吠えなかったとかそういう細かいところが頭の隅に残る話で（20240320）
