「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

本日の効果音(21) НАС НЕ ДОГОНЯТ(2001)

2003-01-21 | 閑話休題・本日の効果音

НАС НЕ ДОГОНЯТ(2001) (Not Gonna Get Us (2002)) テクノ 投稿日:2003/01/21 17:51

〔アーティスト名〕 t.A.T.u.(ТАТУ)
〔どんな時に聞きたい?〕 リラックスしたい時
〔ここは良かった!〕 t.A.T.u.(ТАТУ)「200KM/H In The Wrong Lane」(Universal Music Russia/Interscope Records 440064-1072) (2002)
〔ここはいまいち・・〕 キャラが漫画になって描かれてるロシアの雑誌の表紙がちょっとこわい(笑)。

〔このCDの価値は?〕 1500円~2000円
ジャケット☆☆ 歌詞☆☆☆ メロディー☆☆☆☆ プロモーションビデオ☆☆☆ 総合評価☆☆☆

〔コメント〕
 2001年冬~2002年冬までに行ったコンサートのうち、どこかの(KinKiだったか?ちがうか?)前説前の時間に客席BGMとしてM9「Я СОШЛА С УМА(All The Things She Said)」が流れていたような記憶がありますが不詳。もしかしたらテレビの海外ドキュメンタリー番組のBGMだったかもしれません。先日、CD屋の試聴コーナーに米国盤が置いてあり、「あ、このCDあるの?」と思い出しました。
 昨年頃欧羅巴を席巻したロシア出身の女子2人組でproduced by Trevor Hornなのと、別produceの曲も含めて音色がどこか80~90年代的に懐かしい感じもします。哀愁漂う系ハウスっぽい?ハードなポップ(笑)で、その上キャラ設定が過激でPVもジャケットもあられもないという^^。←※(やはり哀愁系旋律といわれる)KinKiが万が一kinky路線炸裂?(笑)で売ったらこーゆー方法もありかもしれないが今日の日本文化ではPVも“耳、かじってませんか(?)”くらいの微温なところにしておくのが無難かもしれません(^^)。いうなれば“もはやなんでもあり”激動のロシア共和国(爆)冬空のクレムリン(?)を象徴するような音楽。一見ロリポップかと思ったら脳天気じゃないマイナー系の音?で、悲愴感わくわく(笑)。単なるロリ声というにはスラブ系女性(例、「青の時代」のOrigaさんやブルガリアンヴォイスなど)の民族音楽伝統的発声の香りも漂います。やっぱり英語詞よりロシア語詞のしゃにむに「なすにぇだごにゃ」の方が雰囲気出ますね。
 上記M10とその英語詞曲M1など、コード的に快感原則にのっとったインストの上昇感が面白いと思います。この手の音楽は思い出すと邦楽にもありそうな気がしますが、やっぱりこの頽唐感が、真似の難しい欧州風味というか(笑)洋楽盤トラック独特の音の厚みの味というのか、伝統の職人芸(^^)と絶叫女子vocalのバランスが奇妙によくできてます。おなじみのぎこぎこギターで始まるM5「How Soon Is Now?」(爆)のカバーがあるのもちょっと楽しい^^全編ほぼマイナーテクノポップ系(死語?)で攻めてます。本日の教訓:つまるところ「哀愁」の領域はまだ序の口。行くところまで行くならいっそ世をすねた「頽唐美」^^。

※(2005年3月追記)↑その後、日本映画のテーマ曲に使用されたり、「Mステドタキャン(“M捨て”?)」など、日本の歌謡界でも様々な物議を醸すことになったり(笑)するとは、全然考えだにしていなかった頃のコメント。

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