「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20201230

2020-12-30 | 矮小布団圧縮袋

〇朝から暴風雪警報が出ていて、昼頃からだんだん猛吹雪ぽくなってきた。突風の音がひどい。
 台風の時のようで、ちょっと外に出るのが危険な感じ。
 帰省しなくても福岡に居ながらにして、新潟市内の普通の11~12月並みの冬を味わえる。おのずから自宅で遅々として進まない宿題をしている日。
 写真はマルタイの屋台ラーメンを利用して野菜を煮たラーメン鍋とキイロイトリ2羽です。

 
 都知事の会見でいつも不思議に思うのが、「家族でステイホーム」「いつも一緒にいる人とすごしてください」などという言葉だ。なぜ東京都の会見ではいちいち「家族で」とうるさくいうのだろうか。
 東京都内などという場所は歴史的にも、江戸時代から地方からの出稼ぎの多い街な上に、他県出身者や他県との往復者が非常に多いはずである。都内の寮やアパート暮らしの学生や単身赴任者、帰省したくても帰省できない人たちが他の都市よりも数倍、大量に発生しているはずで、家族で、という言葉は彼らの心を痛ませるだろう。自室に一人でいて体調異常を感じて場合に連絡できないまま万が一危機に陥った場合の不安、というのも強い。医療関係者も家に帰りたくても帰れないことがあるだろうし。
 家族との同居者も単身者も関係なく外出自粛であるのだ、一人暮らしの学生さんも社会人も、決して自暴自棄にならないように、とか(何かそういうことを英国の女王がクリスマスの放送で言っていたと思うんだが)、そういう何か配慮のある言い方というものが一言あるだけで、受け取り方が違うのではないかと思うが。想像力の欠如というか不足というのか、それ以上に、思考停止したままパターン化するスローガンだのの不用意な言葉は、もはや言葉を殺すことで、精神的には暴力的殺人的行為を見せつけられているようなもので、時にコミュニケーションにおいて致命的なものを感じさせる。
 社会の経済的格差や分断が誰かの利潤だというんであえて生みだそうというのは悪意だし、悪気がなくて言ってるんだとしても悪気がなけりゃそれでいいってもんでもないような気がする。都合の悪いものは見たくないし言いたくないとどこかごまかしている欺瞞なうちは物事はよくならないでしょう。それは東北の大震災以前からずっとそうだと思う。
 BGM:The Game (Extended Mix) / New Order (「Complete Music」)(20201230)

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