「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

(20060819・大阪・追記)

2006-08-23 | live2002-2024

2006faith Tour(開演18:00~)の覚書(簡単に)。
○個人的には、なんとなく春からずっとBGMにぶっこんで聴いていたために、長年のファンでもないくせに実はすっかり半年仕込で覚えてしまっていた(!?)馴染みの曲を、LIVEだとこーなるのか!という感じで体験できたのは面白かったです。「666」なんか完全に通常盤を後から聴いて、およそコンテキスト皆無で純粋曲だけしか興味なかったので、会場に来て見て初めて「どんな客層なのか⇒性別年齢バラエティに富みすぎ(^^)」なのもわかったし、発見がありますねえ。隣の席の人たちの話なんか聞きつつ周囲を見回すと「中学の頃1999年あたりからラルクファンで来た、今20代前半の男女」「最近はまったらしい、補習か部活帰りの現役制服中高生」「美形なお兄さんを好きそうな中高年の婦人」「単純にロックファンぽいいでたちの中年男性」「会社帰り風サラリーマン男性」など、様々すぎる。その中でも幾分「黒っぽい格好の人」 が多い(笑)ってのは予想していたが、何せ音がアグレッシブな割には女性の比率が意外と多い感じ。でも多分男子も女子もコスプレ気味の人が結構いるので、きっと「高倉健映画の観客退場の法則」と同じく「同一化願望」な気もする。まぁあたしもJ.Depp映画を見て映画館出てくる時はなんとなく歩き方がひらひらクネクネしちゃうから人のこた言えないが(笑)。
○そんなことはおいといて、某(それがし)陣取りましたのはスタンドN側席でほぼ真正面で意外と近く、アリーナは椅子無しでall standing(+立見席追加あり?)が見渡せます。音響的には諸説ある大阪城ホールですが、イントロの音楽(笑)から入って登場、一曲目からの轟音がだんだんjesus christじゃん、とわかってきて耳が慣れてくるというか、とにかく音量が大きくて約二時間後の終了後にはこれまた耳がじんじんきました(^^;;)。シンプルな構成のバンド演奏とはいえ、この音量の勢いとHYDE先生の絶叫が壇上のいくつかのマイクを駆け巡り移るのとで、音響のPA業師の方が難しいコントロールをこなしていたのではないでしょうか。CDで想像した以上のインパクトの凄い声でかなり「力いっぱい」楽しい。しかも下のアリーナがもの凄いことになっている(椅子が無いから、standingの密度が高いのですよ)…7月中旬のZepp福岡なんて、とれっこなかったし、そのうえ出張で自分が福岡にいなかったのもあって行かなかったが、もしこの勢いでZeppのstandingの面積で密度だったら恐るべき狂騒状態だったのでは…初見の老人としては今回の席が正解だったなと若干、冷汗。

○faithからだけでなくて、666とあといくつかシングルc/wの曲もあり、MP3にぶちこんで聴きまくってきた甲斐がありました(笑)。バンド全員で「ぴょんぴょん」(←まさしく文字通りの形容)はっちゃけまくっているHYDE先生は春のテレビで見た時よりキリスト様状態的に髪の毛が伸びていて目つきも「ぎん!」という感じなのですが、曲間に短いMC(のようなもの?)も若干。
 ・「大阪のってるか!」「恥ずかしさを捨てろ!」的に煽りながら、その一方で
 ・「帝塚山のセミはうるさい。一匹二匹なら風情もあるけど、集団だと超音波みたいな」
 ・「住吉大社?の「お化け屋敷」にはがっかり(笑)」「…かっぱが…」「『えっ…かっぱ…?…』」
などのとてもローカルな噺を繰り出すギャップに会場大笑という一幕も。ドラムスのFURUTON氏の「あとツアーも残り5公演なので」ちょっと名残惜しそうなトークもあり。
※関西人てしゃべりはやっぱりこーなのか(笑)ただしMCだけで延々と1時間とかにならない節度が大人かと(^^)
○CDで聴くよりも、LIVEで聴いたら「perfect moment」のギターが畳み掛ける感じで格好よかった。

○初めてなのだがグッズも買ってみる。
 ・コンサートパンフレット(¥3500)…というか「怪奇童話絵本」である(笑)。でもしっかりメンバー紹介にもなっているところがパンフとしての機能もよく果たしているといえよう。装丁の質感はピナコテーカ・トレヴィル・シリーズ的(笑)中身は楠本まきの世界などを思い出した。こういう世界を、HYDE氏たちの皆さんは観客と共有しているのだな。どうせやるならこのくらい徹底してなりきる方がいいと思う。恥ずかしがっちゃいけない。テレるようではまだまだ青いのではないだろうか、そこのラジオのリスナーに「『愛してる』なんて無責任に言えないよ」、ってどぎまぎしてる人とか(笑)。
 ・バッグ(¥500)とリストバンド  よくあるロゴ入り。黒地に赤い字。リストバンドはピンク地のもあった。
 ・ミンツ菓子入り人形容器  (ペッツとかキャラクターでの人形の、口から出てくるのあるでしょう、あれの人間版で、小さい粒ミント菓子が出てきて、充填も可)HYDE氏の人形で、口から出てくる式(笑)。上記と同じく、どうせやるならこのくらい徹底して自分自身を戯画キャラ化するのがおもしろいと思う。恥ずかしがっちゃいけない(^^;;)。ちなみに封入「くじ」つきで、当たると人形か何かがもらえるらしかった(もちろんはずれた)。
 グッズ売場の隣に、その人形?(なのかどうか?)らしいものが展示されていた。正面は人だかりが凄すぎたので、横からみる。
 

 ちなみに、ステージ上にある瞬間、浮かび上がるキリスト像(グッズのファイルか何かの柄にもあり?)を見た時は、つい「…プラド美術館のベラスケスのやつじゃないのか?」と思ってしまったが、似てるようで微妙に違うのかも。なお、構成上BGM始まりんとこBeethovenでもって終わりは引きながらG線上へ、ってのもベタなようだが勢いがストレートで(純粋に好きなんだろう)そういうところも変にひねらず漢なのかもしれない(ちったぁひねれ^^てか)。
 こういうコンサートグッズというものは、アーチストとファンがいかなる「遊び方」を共有しているのか、を象徴しているものなんだなあ、と改めて認識した次第。
 (sankakuもペッツみたいな素朴なおもちゃを価格数百円程度で作ってもよいのでは、などと思ってしまった。)いろいろ勉強になります。

コメント    この記事についてブログを書く
« 20060822 | トップ | 20060823 »

コメントを投稿