「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20091111

2009-11-12 | 矮小布団圧縮袋

○…日頃、気がつくと謎のぬいぐるみ衆に囲まれて生活しているのであるが、時々、不思議な事が起こる。1月にむすび丸ピンクが妙に悲しそうな顔をしていて、「ん?何だ?こっち来て寝るか?」と寝室の方に連れて行ってごろごろしていたところ、次の日、恩師の訃報があったりした。(その後、数日して、顔が普通に戻った。)今回は、ふと見たら浴衣コリラックマがいつもよりも何か悲しそうな顔をしていて、何だろうな、と思って、抱えながらPCを見てみた。すると…特に身近な人というわけではないが、ネットを見ていると、どうも一つの噂が静かに、しかし非常に激しい勢いで流れている。半信半疑で数日たち、まだ公共のプレスで確認してはいないが、個人ブログなど、さらに追って見ていくと、心配になってきた。本当なのだろうか。自分は「遅れてきた観客」だが、それでもLIVEの数多くのDVDや写真で見ているだけでなく、ステージ近くで実際に生で元気に働いている、大声で叫んで袖で合図だしたり、演奏中にノリノリで揺れてたりする、その極めて特徴的な金髪頭の兄貴姿を間近で見て「ああ、この人が有名な、あの人か」と思っていた。富士急でも東京ドームでも大阪でも福岡でも見ている。社長でもない裏方などと言われる存在が、これほどに長年のファンから中高生に至るまで、多くの人々に親しみを込めて愛称で呼ばれる有名な存在であること自体、職人的仕事の尊厳が観客にも演者にもスタッフにも大切にされている職場環境であることを意味すると思う。卓越した渾身の打ち上げ花火師のような存在。…自分もここに書いているように、バイクツーリング趣味の人間として楽しみもわかるだけに、他人事でなく、合掌というべきなのかどうかはっきりしたことがわからないけど、その上、自分なんか歳近いか、下手すると上かもしんないから、一言言いたい。
「2011年のその日まで、ともかく何があっても死ぬわけにゃいかねえな、って京セラドームの帰りに8~9人突然大宴会になって、みんなで思ったんだが。それでもって、あたしなんかも今この凄まじい恫喝と嫌がらせと苦境の毎日にも、そのことを思い出して耐えてなんとか生き延びようと思ってるんだが。どーなんすかコメットさん。」

本日の参考書:前田英樹 『独学の精神』(ちくま新書) L'Arcの富士急や15thやらをじかに見た時に圧倒された原因と思われる、その「仕事」こそ、現代日本にいかに失われつつあり、いかに希求されているかという話。みたいな感じなんですかね。
本日のBGM:Anemone (「Clicked Singles Best 13」)それにしても本当なのだろうかというのが正直な気持ちではある。(20091111)
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