20時45分頃、ただいま終了♪あー踊った踊った♪とりあえず明日も来る皆様に告ぐ。筋肉に双眼鏡で目を奪われるのも解るが(笑)もっと会場を揺らしておどろうぜ兄弟!(^^)
新幹線2本乗り継いできました。出発は寒くて豪雨→東京・猛暑→大阪・蒸し暑く曇りです。
車中[si:]連続でぶっとおして聴いてきました…これを夕方、生で聴けるのかなあと思うとちょっと愉悦的にテンション上がってきました^^。
くっそー、もう堂本剛INROCKにもインタビュー載せようぜ(爆笑)みたいな勢いで脳内炸裂(?←意味不明^^)というか、もし白いTシャツ着てたらそこらで墨汁買って、楷書で、胸んとこにでっかく「愛をしたいっ。」とか書いて会場で踊ったるぜ(爆)おらおら(笑)な勢いです^^。
しかし世を忍ぶ仮の隠れヲタ(笑)としては、そういう目立つことは極力しません(やってみたいのにできないけど言ってみた←「言うだけは只」^^)。しかも今日は旅の途中なもんで双眼鏡とか持ってきてない(^^;;)という抜けぶりですが、なぜか最初で最後のアリーナみたいなんでこっそり遊んできたいと思います。しまっていきませう皆様。←※すぐ文体的影響を受けやすい^^;;
〔大まかな道程~「ROSSO E AZZURRO」に至るまで~2002〕
8月中旬に記して以来なかなか執筆時間がとれませんでしたが、もはや9月も終了、いよいよ秋に突入する前に、春から眺めていつ頃告知・報道がありいつ頃開催されるのかという一連の流れを思い出すため、非常に大まかではありますが、堂本剛氏のソロ活動方面の視点から眺めてみます(KinKiKidsの活動も入れてあります)。
○3月下旬 TBSのHP「NEW DRAMA」にドラマ「夢のカリフォルニア」準備ページ(番宣等の告知)、4月~公式サイトOPEN。
○4月(※4/1日経朝刊にUCカード一面広告、4月~CM放映)
○4/12(金)TBSドラマ「夢のカリフォルニア」スタート。エンディングに堂本剛氏作詞・作曲・歌唱の「街」流れる。
○4月中旬 コンサート事務局HPに「堂本剛ライブ」(この時点ではテーマ未定)の予定月日・公演回数の告知(7・8月、名古屋・大阪・横浜)。
○4月26日(金)朝刊(スポーツ新聞各紙)に、「堂本剛ソロコンサート」及び「街」収録のソロシングル発売予定・インタビュー記事(テレビ各局情報番組など)。
4月下旬頃発行・配送の「〔Ki〕×3」会報No.36に、FC会員向けのコンサートチケット申し込み要項(申し込み5/10〆切)の掲載。一般発売は未定。
○5月(※ 5月~日本赤十字社・赤十字月刊キャンペーンキャラクターなど。5/2(木)KinKiKidsシングル「カナシミブルー」発売、ギネス関係でオリコンから表彰状、会見。←5/3(金)スポーツ新聞各紙・テレビ等で報道。5/7(火)「カナシミブルー」週間オリコンチャート一位(スポーツ報知など)。)
○5/29(水)堂本剛シングル「街/溺愛ロジック」発売。この頃MS(テレ朝)やラジオ(SSQR5/30、他)等、プロモ的に出演。2曲のプロモMVなども5月以降6~7月にかけて各局で流れる。
5月下旬~6月初旬頃 「堂本剛ライブ」会員応募分の当落確認、公演の早い方から順に始まる。(※なお5~6月頃、堂本剛氏「夢カリ」ロケ中に「釣り」にハマるか?)
○6月(※帝国劇場「SHOCK」6/4~6/26公演 )
○6月中旬頃 堂本剛ソロアルバム「ROSSO E AZZURRO」8/7発売予定の報(各CD店告知やONGAKUDB6/13、等)。
コンサートのテーマも「ROSSO E AZZURRO」にほぼ決定した模様。
○6/25(火)に伊集院静氏+堂本剛氏「きみとあるけば」(朝日新聞社)出版(7/12)予定の報(日刊スポーツ)。
(※6月中・下旬頃 新CMではドコモ関西、森永チョコモナカジャンボ、ハイリキ旬果搾り(剛)プール編、など。※JOQR「どんなもんや」公開録音→放送は7月下旬~)
○7月、~下旬までに横浜までの「ROSSO E AZZURRO」ライブチケットがほぼ各地の会員に発送された模様。一般発売はナシ(コンサート事務局HP、その他より)。
○7/10(水)「きみとあるけば」出版について伊集院氏と剛氏の共同会見←7/11(木)スポーツ新聞各紙、テレビ情報番組等で報道。7/12(金)に発売。
○7月下旬~8月前半頃 ソロアルバム曲のプロモ活動で堂本剛氏のMS(テレ朝)他、ラジオ各局への出演(SSQR木曜8月マンスリーゲスト、FM各局など)。(※7/29(月)~8/9(金)、どんなもんヤ公開録音SP=文化放送「福ミミ」8月号に記事。)その他雑誌各誌にインタビュー記事など。
○7/24(水)25(木)「ROSSO E AZZURRO」ライブ名古屋公演。
7/27(土)28(日)大阪公演。
○8月上旬 引き続きMS出演など。8/4朝日新聞・ベストセラー快読「きみとあるけば」紹介、他、雑誌書評欄などに伊集院氏や剛氏の記事掲載。なお、8月KAT-TUNコンサート演目に剛氏作曲「離さないで、愛」光一氏作曲「Change」も入っている。
○8/7(水)LF+Rニッポン放送系列で22:00~8日4:30まで堂本剛氏の各番組乱入「ラジオジャック」敢行(LF+RのHP、スポーツ紙記事にも)。
同日、アルバム「ROSSO E AZZURRO」発売。
○8/8(木)発売の雑誌「WO」8/19・26号、堂本剛氏の表紙及び特集記事(市川哲史氏インタビュー)。
○8/12(月)横浜公演開始。
8/13(火)横浜2日目。ソロアルバム「ROSSO E AZZURRO」14日付オリコンアルバムチャート一位の報(日刊、報知など)。
8/14(水)横浜公演最終日。午後、コンサート・アルバムに関して堂本剛氏の記者会見。←8/15(木)スポーツ各紙、各番組で公演ラストの模様を報道。
(※8/15森永製菓HPにて秋新製品「ダース(ビター)」CMにKinKi出演の告知)
○8/19(月)~スタービスケッツ(FM横浜)、8/22(木)~JUNK☆(SCANTY)ゲストなど、堂本剛氏のアルバム関係広報出演続く。
8/22(木)発売「WO」9/2号に大阪公演レポ(市川氏つづき)、8/23(金)「アサヒグラフPERSON」10月号(朝日新聞社)発売、「ROSSO E AZZURRO」ライブ記事とインタビューなど、以降の各雑誌に堂本剛氏ライブ関係記事が掲載続く。(※22日(木)堂本光一氏、ドラマ「リモート」出演の報(報知))
……という感じです。
以前記したSHOCK方面の日程と組み合わせて考えながら概略だけ並べてしまうと、何やらプロモ活動と日程と報道との三位一体というか、非常にうまい具合に入れ違いに畳み掛けてくるようなKinKi Kids的な戦略(爆)を見るようにも見えてしまいますが、……こうした物事がいつから内部で企画されていつから実施されていくのかの事情はわかりません(しかしかなり急遽に加えられていく決定も企業的には少なくないかもしれません)。確か、ライブチケットを応募した春の最初の時点では、観客はライブテーマ=アルバムタイトル=すなわち「中身」が判らなかったので(シングル発売やアルバム発売は、新聞の文面みたく急遽決定というよりは以前から企画されていたはずだと思いますが、中身が当初結構検討続きだったのでしょうか。シングルの2曲以外、アルバムはそれこそカバーアルバムじゃないのか?などという憶測も、最初は勝手に考えていました・笑)。
そういうことも思い出すと、堂本剛氏にとっては堂本剛氏としての「今年の本気・本音」を重ねていった場合、やはり何かと、とても半端ではなかった大変な熱い夏(笑)だったような気も。とり急ぎ、これから秋以降どういう方向で来るのか、という予感の参考として控えました(補足があればまたその時に)。
○8月13日(火)横浜アリーナにて入手のコンサートグッズについての追補
(7月28日購入分の、その他)
・ROSSO E AZZURROのTシャツ(¥2,500)
半袖、綿100%(笑)黒地の胸部分に、アルバム初回限定盤と同様のイラストとタイトル・氏名のロゴが重ねられている。
多分フリーサイズかMくらい……これを着ている堂本剛氏の写真が↓下記の「ライブフォト」にもある(多分アンコールの時。覚書「其の四」参照)。氏と同様に着てみたいという人は袖と襟を大きめにカットして縫いかがって作ってみるのも一興だ。
図柄が何を表しているか判ってしまうので、(KinKiのライブなど、用途のはっきりした着用場所を除いては)日本国内で着用するのはなかなか度胸が要るような気もするが、デザインそのものとしては悪くないと思う。海外(イタリアを除く?・爆)のおみやげにも?風な一品。
(※むしろ、1999年頃?のコンサートグッズの「きんき」ロゴTシャツ(!)とか、文化放送の番組の以前の景品「どんなもんヤTシャツ=“かわいいふたり(おとんとおかん)”」の方が別の意味で珍品で、「アジアのいかしたTシャツ(←リンクフリーとのこと、多謝)」向けのように思います。)
・革ブレスレット(¥600)
これも黒に、赤・白・青のタイトルロゴと灰色?のつよし氏の氏名ロゴが入っている。小中高校生などに手頃なおみやげであったようだ。パッケージ裏に使用方法解説付(笑)。ストラップなどに使う人もいるだろうか?
・ケース入りスカーフ(¥1,600)
ビニールカバーの中に紙製のケース、黒地に白抜きで薔薇一輪の線描き風なイラストと、LuchidaCalっぽい曲水流?というか斜字体のようなRosso e Azzurroのロゴ。 黒地でもし薔薇が赤だと「Depeche Mode/Violator」(1990)を連想しちゃうですワシは(自爆)。
中身は逆に、真っ赤の地に白抜きで同様の薔薇一輪イラストが大っきく、そしてロゴが。四周を白い水玉(○)が飾る。化学繊維(綿ではないような)ちりめん的光沢のある地。
縦約54cm×横52cm。大きさとしてはバンダナくらいか(弁当を包むのによい大きさだが、生地の材質的にはその用途は疑問だ)。ロゴ入りの記念品としては、2001年冬「みんな元気かい」コンサートグッズの中にあったロゴ入り青空柄ミニタオルと同様“さりげなさ”において秀逸な一品。
Tシャツ同様、剛氏に倣って頭に巻くもよし。ちなみに2000年夏コンサートでは暑さのあまり大野屋の「かまわぬ」手拭を巻いていた(「まぬけ時空」発生状態の)小生。
・ライブフォトセット(4枚入り1セット、2種類、各¥600)
名古屋か大阪のライブの際の撮影らしい。堂本剛氏のみの写真。横浜で販売。
前回大阪で購入分のフォトは普段着風と書いたものの実はパンフレット撮影時らしいのでちょっぴりおめかし少年くんで、今回のライブフォトの方が本人的にはずっと普通なのかもしれないが、不明。というのは、ライブフォトの方はうっすらと…いや、かなりひげつよくん、だから。おもしろいから、いいけどね(笑) Johnny Deppかい、おめーは、よ(爆)
…写真を見て気づいたのですが、もしTシャツもスカーフも今自分の手元に現在あるものと同サイズだとしたら、……ずいぶんTシャツがおっきく見えます(笑)。←それって、ワシの方がつよしなんかよりずっと肥えてるってことかい(爆) そしてスカーフの巻き具合でわかるのが、「堂本兄弟」ゲスト長谷川京子さんの御指摘にもあった「頭の小ささ」でしょうか(感涙)。
……自分のように遠い席であった観客への大サービスなのか、いろいろ露出度高かったりとか見どころの多いライブフォトなのですけれども、今のところその程度の抵触の少なそうな指摘(爆)に留めておきましょう(自粛^^)**気がむいたらその時にでもまた(笑)
※「きみとあるけば」(¥1,200)
朝日新聞社版。同じく、売場に置かれていて、グッズとまとめてお求めの方もいました。(会場でお求めになって、もし特典があったりした方がいらしたら御教示ください・笑)
……覚書(其の零)にも述べた通り、会場に最初着いたのは14:30頃で、ちょうど第一回公演入場者の入場終了=第一回公演入場者用のグッズ販売終了の頃であった。既に列はなく、人影も十数人程度で、アリーナ正面脇の売場は閑散としていた。若干開演に遅れ気味に全速力で走ってくる人々がある程度。
14:40頃、売場の担当員の人々(黄色いTシャツの人たち)が一斉に前の人々と交代し、背後の方から商品ダンボールが移動し始めたのを見て、列に並ぶ。大阪公演などの話に聞いていた、第二回目公演入場者分の販売の開始に間に合ったようだ。そう長時間並ばずに、未購入品を購入できた。(夕方入場後、会場内のアナウンスによると、夜の二回目公演の後でも販売する、といっていたが、電車時間のためかなわず。)何かと“学習”の必要なシステムで、なかなか、タイミングの難しさを感じる。
やはり大阪でも、また第一回公演分でも早々と売り切れていたのが、今回のTシャツや革ブレス、(横浜では14:30頃に一回目分が放出し残部極少状態になった→)スカーフであった。原因は“手作り感”か。あのアンコールのつよしとのコスチュームとの一体化を願うか、はたまた名残を惜しむか、といった観客の心理に適った企画といえよう。
※ライブの演目とはまた別ではありますが、今回の公演のパンフレットやグッズに至るまでの趣向、堂本剛氏が監修らしいという話も聞くので、こうした側面もあわせて消費者側の反応を記しておきたいと思います。
……………………(其の参)のつづき
(45)
<M10>「歩き出した夏」
ここも火炎とレーザー、スモーク?で盛り上がる。
今回のライブの絶唱の一。と思う。
歌っている剛氏の全身が音楽に“感応”している瞬間を、(スクリーンと双眼鏡とを通してだが、通さずともその揺れからも)見ることができる。時々心余而詞不足(業平?)な感もある剛氏の歌詞の中で「夏風ゆれる~白い雲の隙間を静かに落ちる…」はとても美しいと思う、そんなCD収録の音源の声よりも実際はパンチ気味の発声なのだが、肢体に走るリズムの乗り方、フェイクともに艶々と“濡れている”のが見えるのだ。おそるべし。
演っている人が非常に気持ち良いであろう快感原則routineの後奏に身を任せ、「君の命があるかぎり、…僕の命があるかぎり、…僕も愛を投げ続ける…」等、渾身のフェイクを聴かせ続けるつよし。前曲から総立ちのアリーナが波のようにうねっている。
(46)暗転。
再びスクリーンに「VTR」が映し出される。The Red Pit Viperの“ライブリハーサル”の模様を伝えよう、という趣向のようだ。(“ニューヨーク某所”?←見間違いかな?ほんと??)
一日目、二日目、と日を追って、様子の奇妙なメンバーが一人、また一人と増えていく。ちょんまげのbass、かつらのBackVocal、drums、…
一心不乱に演奏しつづけるメンバーたち。keyboardの人(YAMAZAKIさん?)だけが、「…どうも、おかしい」と気づいて手を止めるが、他の面々は音をはずしたkeyboardを注意するばかりであった…
ついにvo./g.のつよしまで白髪禿落武者?仕様のかつら(爆)で、夢中で演奏し続けているが……やがて怒り出し「…真面目にやって行こう。こんなんじゃ駄目だ!」と叫ぶ(が、メンバーの扮装があまりにも可笑しかったらしく途中でふきだしてしまう)。
(47)再び暗転。突然アリーナ場内客席をピンスポットライトが縦横無尽に駆け巡り(…アカデミー賞か何かの時みたいな、あれだ^^)、ティンパ二の派手な音が。
「第23回、イタい人コンテスト」
※↑このナレーションの声は女性。この声があまりにも“むひょーじょー”な声だったので、自分は内心「JFCコンサート事務局チケット当落確認自動電話24時間サービス」の声を勝手に思い出してしまい、しばらく笑いが止まらなかった(陳謝)
以下、「エントリーナンバー~」のアナウンスに従い、ステージ中央のピンスポットに人々が現れ、「一発宴会芸」的にその“ジェスチャー”を決めていく。
正確には覚えていないが、次のようなものだったと思う。
1 小指を角にぶつけた人 つよし登場、以下、一人ずつ、他のメンバーも入れ替わり登場、誰がやってるのかはいまいち遠くて不明
2 トランクに手をはさんでしまった人
3 深爪を切りすぎてしまった人
4 お腹の痛い人
5 髭をそっていて、電池が切れてしまった人
6 寝違えた人
7 電車に乗りそこねた人
8 ふられた人
9 パンツがくいこんでしまった人
10 風邪がうつったかもしれない人
11 ホラー映画を見てる人 これはつよしだった
12 めがねが曇った人
13 限界であせっている人
14 お腹がゆるい時にくしゃみをしてしまった人
15 電車で本を読んでいる人
16 目薬がさせない人
17 人まちがいをした人
18 痴漢をしている人 女性が演ってる
19 間に合いそうになってあるいている人
20 野糞をして葉っぱで拭いたら破れた人
21 眠い時がんばっている人
22 トイレに入っていて開けられた人
23 前の人が流してなくてかわいそうな人
24 新幹線(?)
25 タクシーを停めるスーパースター ここから、最後まで連続つよし
26 背伸びをするスーパースター
27 焼き鳥を10本たのむスーパースター
28 ビールをたのむスーパースター …同じだよ(^^)
29 立ち位置をまちがえたスーパースター …ずれてる
30 強盗に「手を上げろ」と言われたスーパースター …微妙にバリエーション
31 溺れるスーパースター
32 夜中に電話で起こされるスーパースター
33 スターの時代が終わってしまったスーパースター …やりかけて、やめる
34 肩が抜けたスーパースター …できない(爆)
………
(…などなど、だったかな?)
「…以上、第23回イタい人コンテストでした」(ナレーション)
※……
前半の6~7?あたりまで、モニターが映らず、壇上の人が何をやってるのかあまりにも小さくて見えなかったのが難(号泣)。
やはり、25以降の畳み掛けが、不覚にも可笑しい。ほんと、こういうネタ好きなのだねつよしくんは本当に(笑)
(アドリブものよりはこういうかっちり決まってるネタの方がつよしの威力は発揮されると思うのだ=個人的意見だが^^)
(48)笑いと拍手の中、再び終盤まで熱唱の連続。
<M11>「LUNA」
もはや説明不要(笑)アリーナ上下とも興奮の渦。
<M12>「あなた」
CDより、生つよしの歌が明らかにインパクトの強さを持つ。なぜか妙に後をひく曲(※どういうわけか13日深夜眠っていて、この旋律がくり返し、夢の中なのに脳内で鳴っていた・笑)。
<M13>「心の恋人」
聴きたかった曲だ。ここまでの三曲も相当絶唱の域だろう。
思うけど、つよしの「女言葉歌」ってのはポリフォニーなんでしょ。つよしの性格が女性的かとか経験的かどうかってよりはさ。…と、思ってはいるが、結構苦味のある詞です。いろんな回想が誘発されるので(あはは)…それは作品の詞の機能としては、良いことだと思う(四十、五十で歌ってるのを聴いてみたい、という気がした)。
フェイクが雄弁だ。これでいったん、渋い余韻を残す。が、「Thank You!」のつよしの状態が、かなり熱くなっている。
※ちなみに、この「ラストナンバー」でスクリーンにThe Red Pit Viperのメンバー名が表示されるのだが、…言わせてもらおう。…スクロール早すぎて、一回きりじゃ読めねえよ!おおい!(笑)
…これで終わってもらっちゃ困るぜ。
(49)〔アンコール〕
出演者再登場。剛氏は、黒地のコンサートTシャツ(グッズのやつ)の、袖と衿ぐりを裁ち切って落としたみたいな=ゆえに黒のタンクトップみたいになっている(のだが衿ぐりが深いからブラスリップかキャミソールみたいな具合だな←大変失礼・笑)のを着ている。
頭には、これもグッズらしい赤地のスカーフを巻いている。(日刊スポーツ2002年8月15日紙面写真など、参照)
(50)
<M14>「MY WISH」
おおお。ジャジーでSWING感満点のアレンジに仕上がっている。不真面目だとか言ってる奴あどこのどいつだ。何を聴いておるのか。ここまでがっつり演ってるのは曲へのリスペクト以外の何ものでもないことは、この音と声が物語っておるではないか(個人的にはこういうの結構好きなので意外な「お買得」だった)。去年のFコン福岡の弾き語りよりもさらに「つよし節」濃厚でコブシが回っている。さっきからのライブ後半のナンバーのつよしの戦闘的なテンションの高さが、ずっと上がりっぱなしだ。いったいどうなるんだ?
(51)
<M15>「Hey!みんな元気かい?」
(リリース当時は勝手に、BeatlesのロッキーラクーンとかCheapTrickの甘い罠みたいだよねえ、などと笑っていた)この曲も、もはやHard Rock version(もうちょいいくと、へびめたばーじょん)といっても過言ではない重いアレンジと化していた。後半の「へい!みんなげんきかい」のフレーズは、スタンドも歌っているが、自分の席からは、アリーナの大斉唱の波(もはや下界?)の方が大揺れでえらいことになってるように見えるぞ。いかんせん婦女子が多いからというわけではなかろうが声量がもう少し欲しいところで、つよし煽る。「まだまだ!」「もっともっと!」(←うわあ!)
終わってもつよしの「…The Red Pit Vipersでしたっ!拍手!…で、自分たちにも拍手っ!!」の声のテンションがまだ上がりきったままで、下がらない。熱湯状態(爆)。
そうだったのだ。「ほわほわっ」としているようで、……一度全力疾走して“入ってしまう”と、いきなり「がーーっ」となるのだ。普段からそうではないかもしれん(むしろ、醒めているようだ)が、一度そうなってしまうと、激しく熱い。何なんだ、こいつは。凄まじい集中力のようなもの。……はっとして、こっちが我に返ると、とんでもない所まで連れて来られてしまったことに気づく。
……そういう奴だった、「堂本剛」。…てなことを、改めて、思い出した。
(↑それはともかく、何だこの無茶苦茶な日本語は・怒)
……
こうして約2時間半~3時間位のLIVEは終了。おつかれさま。熱気の余韻。
公演の回によって演奏曲目や出し物がみな変化しており、今回は演じられなかったものもあると聞く。また、会場の具合や出演者の状況など、その他、こんなに遠い座席からどのように見え、感じたのか(もしロビーにアンケート用紙があったとしたらまたSHOCKの時の如くびっしり書いてやったかもしれないぜ的な疑問点や改善要求つっこみポイント)など、
…まだまだ言及すべきことが残っている(それもまた、今回のライブで受けたインパクトを物語るもの、無器用な愛情のあらわれ(笑)と思っていただきたい。いわゆる「つよし的世界」を、かなり満喫させてもらったと思っているのだ)。
可能であれば前述のものを含めて補注・改訂を加えていきたいと思う。
※今回の覚書、ROCK系のBGMの影響のせいか、ところどころ勢いで非常に乱暴な文章表現となっております、ご了承下さい(頓首)
(ここでひとまず了)
………………………(其の弐)からのつづき
(25)……登場した2人。
【ゲスト2】二宮和也氏(嵐)、今井翼氏。
(チャゲ&飛鳥にあらず)
剛:「今井翼くんと、二宮金次郎くん(笑)いや、二宮えなりくんです」
二宮:「…かずなりです」(爆)
(26)まず翼氏から。
剛:「おっ、このベルトは、チャンピオンですね」翼氏の太めのベルトにつっこみ「今度、デブーですね」(笑)「9月11日発売、タイトルは」
翼:「HATACHI」
剛:「は・た・ち??」
翼:「タッキー&翼で」
剛:「じゃやっぱりチャゲ&飛鳥やないですか」(爆)
翼:「そうですね、僕がそしたらチャゲで。2人でハモる曲もあって」
剛:「ハモるの?」
翼:「僕、下ハモで」
剛:「下ハモ?? それやったらチャゲというより“シャゲ”くらいやね」(笑)
翼:「じゃ、僕、シャゲで」(爆)←ここ数年で、鍛えられてるなあ、翼…^^
(27)二宮氏はアルバム「HERE WE GO!」の話を。剛:「あの、ちゃ~ら~らちゃら~らら、っていう曲がいい」(A Day In Our Lifeのことか?)
二宮:「でも、僕の声、サビ歌ってるとこでも、声少ししか入ってないことがあるんです」※やはりラップは桜井氏などが多いらしい
剛:「その短いフレーズだけで存在感を出すのがスターよ」(←おお!!大きく出たぞ・爆)「他の人が長々とやってるのに、いいところでちょっとしか出ないで凄い存在感、ていうのがスター」(笑)←励ましているようだ
(28)そして二宮氏出演・あやや(松浦亜弥)共演の映画「青の炎」(貴志祐介原作・蜷川幸雄監督)撮影ロケ中に、剛氏がマネージャーの車で通りかかった時の話に。
どうも、二宮・あややの二人が電車で別れるシーンのリハーサルをやっていた時だったらしい。剛氏は2人に「お~い」と手を振った。ところが、二宮氏はちらっと振り返っただけで、あややの方は目一杯「剛の方に向かって手を振って返した」というのだ。※さっきの二宮氏のビデオメッセージでも言っていた事件。
(29)二宮:「あれは、リハーサルだったんですよ」
剛:「いや、あややは僕(剛)に気が付いて、こっちに手を一生懸命振ったのに、(同じ事務所の後輩であるにもかかわらず)にのは全然」
二宮:「違うんです、僕に向かってあややが手を振るシーンで、その僕の後ろにちょうどつよしくんが偶然」
ここで、3人でそのシーンを再現。
スローモーションで二宮の後ろを車で手を振りながら通っていく、つよし(場内爆笑)
(30)剛:「でも、あややは手を振ってた。だけど、お前はちょっと気づいただけで」
にの:「『うっさいギャラリーだな』と。(笑) それか、『頭ピンクの、ヤンキー来た』と」(爆)
(31)剛:「そっかあ。(←勘違いを、かみしめるように回想する剛・爆)……光GENJIの時もそうやった。初めて行ったコンサートで“大沢くんは僕に手を振っている、目が合うた”と言って、“違う、私”おねえちゃんと喧嘩を」(笑)
(32)「それで、後で電話した」らしい二宮氏。剛氏は電話になかなか出なかったらしいがその時の状況を「“あややはいい子だ”って、晴れ晴れと釣りをしたんやぞ。アオイソメとかいじって餌付けてるから、携帯鳴っても触れへん。取るとくっさくなるから」と剛氏。
あややの反応を見て喜びの余りカロリーを消費してしまったとか、…「“あややはいい子だ”って、手を振られた時は(運転していた)マネジャーも、勢いエンジンアクセル『がっ』と踏みましたからね」(再び、その模様を再現するつよし)(爆笑)。「エンジンふかしたマネジャーに、そのふかしたガソリン代くらい謝って、にの」(笑)
(33)剛:「…で、そんな感じで、まあ軽く傷ついたところで」(場内爆笑)「映画の公開は、いつ?」
二宮:「公開は来年の春に」
剛:「そんな後やの?顔変わったらどうする?今いくつ? 19?どうする? 19、20歳と顔急に変わる人いますからね。光一くんとか」(笑)「あの人、ある時から顔、結構変わったからね」
翼:(突然)「ここで、光一くんのこぼれ話があるんですが」(!!)「SHOCKの頃、マイクを渡す時、光一くんはドリンクを渡されたと思ったらしく、マイクを受け取ったのに、そのマイクをストローみたいにずーずー吸ってました」(爆笑)
二宮:「(しみじみ)……KinKiは、個々で笑いをとってますからね」(爆)
(34)先日、嵐チームと光一参加チームとで、記事取材のため野球の試合を行ったという話に。二宮:「相手のピッチャーが光一くんで、僕がバッターボックスに立ったら、いきなりばーん!て肩に当たりました」(笑)
剛:「今、ひまなのよ比較的光一くんは。そんな光一くんにとっては野球は楽しいプライベート。嵐のみんなにとっては、仕事かもしれないけど」(爆)
剛:「僕は一人で、家で詞書いたりとかして、戦ってました。みんなが楽しく野球をしている時…グランドの方で、“たっちゃん”“みなみ”とか、声が」(笑)「それ違う、間違い(二宮)」
(35)翼:「そうは言っても、僕もちょこちょこ、ギターを始めたんですよ」
剛:「おおっ!」
二宮:「僕もです、僕はBASS」
剛:「それなら俺とにのと翼の3人で、今度アルフィーやろう」(場内爆笑)「まずギターやから、翼、高見沢さんで。上ハモやから、高音やで」(笑)
翼:「高音ですね」
剛:「で、にのBASSだから桜井さん。サングラスと、ひげね。で、僕がメガネかけて、坂崎つよし」(笑)
(↑いっぺんやってくれ。※ホントにやんの?)
(36)剛:「で、ライブ終わったら暇やし、釣り行こ♪」(←またそれだよ・爆)
二宮:「剛くん、朝早いっすよ、8:30出発とか」(笑)
剛:「そりゃそうよ、早く寝るもん」「何時に寝るんですか」「11:30頃(笑)もっと早いこともある、早きゃ9時にも寝てまう。家でやることあらへん」
二宮:「夜、テレビ見てください、僕等やってるんですから」
剛:「なんや『真夜中の嵐』か」
二宮:「それ終わりました(笑)今『クレームの嵐』ってのやってます」「何やそれ」「ひたすら僕等があちこち謝りまくるという番組です」
剛:「……(しみじみ)…にの、疲れたら電話してきて。人生を渡っていくのに必要なパワーをあげるよ。…俺、人にはでかいこと言えるから」(爆) ←ひじょーにUKアーチストっぽくて今週密かに感動した至言。わしにも使わせてくれMr.big mouth(大笑)
……んな具合のやりとりが続き(あまりにも多すぎて、全部はよくわからないので、かなり略)、再び約束を期して【ゲスト2】の2人がハケる。
(37)ステージ上に残る剛氏。「さて、そんな僕等の今までのコンサートや、SHOCKでも活躍し、今日も演奏に参加している仲間、FIVEに、今回は前に出てもらって光を当てようという」コーナーで、FIVEの4人がスタンバっている。
剛:「まずドラムスの仲本工事くん」「違いますよ、牧野こーじです」
(38)牧野くんの情報:
「この間、参加したKAT-TUNのコンサートで、剛君に歌(※「離さないで、愛」スポニチ20020811記事、ワイドショー等参照)をもらった亀梨くんですが、それなのにその歌を歌う時、なんとチャック全開で」「やってもたか(笑)」「踊りながら、後ろ向いた時に閉めてました」(爆)
(39)そんな「牧野ぼたもちくん(剛曰く)」のほか、上里氏、石垣氏と挨拶が続き、最後にギタリスト(りっきー、という声援が飛んでいる)。
剛:「あいさつを、あの…短めに、長くならないように、お願いします」
中江川氏、ギターを構えマイク前に立つ。…沈黙。……げっぷをしてしまったようで(爆)さらに「げっぷりくん」と呼ばれてしまった氏はさらに、沈黙。スクリーンに大写しになる。「(剛)なんや、言わんのかいな」(場内爆笑)「…しかも、マイク、口やのうて、鼻のとこやし」(爆)
さらに全身に力をこめて構え沈黙する中江川氏(笑)。
そんなことをしているので、なかなか演奏が始まらない。ついにドラムス牧野氏のツボに入ってしまった?(笑い上戸?)らしく、笑いが止まらず悶絶するぼたもちくん。
剛:「じゃあ僕が“次の曲行きましょう”言いましょう、いいですか」何度か確認して、ようやく「オリジナルでFIVE、“ONE DAY”」
(40)
<M7・FIVEオリジナル曲>「ONE DAY」
なんとVOCALは「しゃべらへん」中江川氏(g.)であった(笑)。よくバンドものにありうる、傾向的に頷ける曲と思った。ギター、楽器演奏能力はこれまでもBACKとしてしばしば聴いてきているもので、引き続いて後程のセッションの模様でも発揮されておりインストとして相当聞けるとして。VOCALはもう少し曲の聴かせどころの強いポイント、「押し」があったほうがよいように感じられるが、どうだろう。
(41)<M7.5>FIVEにThe Red Pit Vipersが加わったバンドセッション。ここでMAKINO氏、MIYATA氏といったg.に中江川氏がからんでいく。drumsの牧野くんとSEKI氏ともかけあう。
(※本当は、ここで「メンバー紹介」などをやっていただきたかったところ(泣)だが、今回膨大なMCの回であったこともあり時間切れだったらしく、演奏のみ。とりあえずスクリーンにメンバー名は映るのだが、いかんせん遠くて見えん(涙)。勢いづいてきたところで)
(42)再び剛氏登場。白地?のノースリーブにじゃらじゃらしたの?を巻いてる。
<M8>「Panic Disorder」
セッションでも2×な重い編成(2drums、2bass、などなど…)から、「でかい」曲に入って一気に圧巻へ。剛氏、念を入れて歌い込む(こういうところの一種“豹変”が、やっぱ「つよし」である)。
この後半へ来て、舞台装置も賑やかになっていく。壺形のスクリーンでは、「硝子の少年」や「雨のMELODY(断崖?)」らしきPVからの抜粋に見えるつよし画像がmixされて、ゆっくりしたテンポにあわせて流れる。さらに緑色のレーザー光線がステージ中央からアリーナ後方上空をへ放射状に発射され、アリーナ席の頭上を越えてスタンド方向まで飛んでくるのが、上から見るとほとんど山上の雲海の御来光のごとく美しい。
女声コーラスはここでも音に厚みを与えているし、そして決めの部分(!)で火炎(爆発)がずばんと来るのも大迫力。これだね。決してアップテンポではないが、今回はアリーナの生バンドの音響にがっちりと効果が合っていて、2000年冬のコンサートの時より、この曲のスケールがライブで発揮されたのではないだろうかと思う(正直これは、見直したところの一つ)。
(43)勢いづいて再び
<M8.5>バンドセッションいろいろ。暴れ乱れ打ち(^^)SEKI氏+牧野くんdrums。※会場全体で参加する、いわゆる「KAMPAI LAGER」のclapping hands、なんかもあったと記憶する。
(44)ギターの剛氏がイントロで入ってきて
<M9>「百年ノ恋」。
(……KinKiのアルバムの中では相当“音に強度が増した”E-albumの収録曲の流れの中にあってもなお、「『花とゆめ』の中に万が一にも乱丁で青年漫画が綴じ込まれていた場合」……みたいな感覚に近かったハードなナンバー〔※以前剛氏が1998年頃のコンサートでカバーしていた『SMAP004』の木村氏の「こんなに僕をせつなくさせてるのに」等より、はるかに抵抗値の高い曲〕として認識していた演目であるが)
この流れは非常にOK。LIVEで納得した。
今回の「ROSSO E AZZURRO」のテープに、いっしょに落としておいた「百年ノ恋」。今回のアルバム収録曲と続けて聴けば、何の違和感もないのだね。…構想としては、連続していたということなのか。
こちらも演出でド派手な爆発が上がるぞ♪。2曲続けてこんなところでやってくれちゃいます、吼えるROSSOのつよちゃん式CrazyFunkyDown(爆)。レーザー光線もふんだんに走っております。ステージ上の電飾も非常に綺麗。そして疾走は続く。
……………………(其の四)につづく
……………………(其の壱)のつづき
(9)ここからしばらく、剛先生一人でのMCが続く。
(※余談…MCの時の剛氏を見る機会があると、いつも妙に可笑しい。なで肩の人がマイクを持ってちょこん、と立ってる独特の姿勢、という以上に、なんかさっきまでのライブアクトで轟音とともに神憑ってた人が我に返って別人のように当惑してる気分に見える立ち姿で、しかも学校の先生のHRのように「ええー、」と最初は淡々とまったりしゃべり始めるため、背後の空間に「ぽてっ」とかいう擬態語が映って見えるのだ←マンガやね^o^)(…※もちろん知る人ぞ知る、始まったらそのままではすまない・笑)
照明の落ちたステージ上にスポットで立っている剛氏の後ろ、さっきの橋みたいなオブジェの上の部分の電飾が白く光っている。
(10)まず初めてのソロライブと、7日に既に発売されたアルバムについての紹介から。剛氏の「CD買った人」に会場拍手。「まだ買ってない人もいると思いますが」に、アリーナかスタンド左後方?あたへんから『俺も買ったぞ!!』男性の野太い叫びが(爆)**記憶するところでは2000頃から客席で時々殿方隊(?)を感じる^^
(11)さらに当日13日(火)スポーツ紙記事(日刊スポーツ他)等で報道された、オリコン週間アルバムチャート一位の御礼報告(会場拍手)。このアルバム作りにあたって、の話が始まる…「(立っている大勢のお客さんへ)…あの、座っていいですよ」
(12)ソロ第一作の作品でありながら、企画の段階で「完璧なものを求められた」(←※…やっぱ営利企業だしねえ←聞いてるこっちもしみじみ)という、今回のアルバム。でも現在の時点の自分では「完璧なものはでけへん」ということは譲れなくて「一人で戦う」ことになった。完璧ではなくても伝えたい、作りたいものがあるという気持ちで「この詞は何だ、何を言おうとしているのか」等を巡ってスタッフとも検討が繰り返されたらしい。
(13)タイトルの「赤と青」に関して。「いつもは僕はおとなしいのでイメージとしては青。ROSSO(赤)は相方光一くん担当という感じで」(笑)、当初タイトルは「AZZURRO(青)」でいこうとしていた。が、「一人で戦う」ことになった以上、自分が「青」だけでなく「赤」もやらなくてはならない部分が出てきて、“自分にはこういう部分もあるんやな”ということで、「赤と青=ROSSO E AZZURRO」になったとか。
(14)ツアーは最初「自分流では、一日一回公演、それも40分くらいの、ミニライブ風」を考えていたとか(←※弾き語りか?それって去年のFコンよか短いぜ・笑)。
ところが企画が決まったら「一日二回」になっていた(場内笑)。一度決まってからは、あとはもう「大人に操作された(爆・苦笑)」内容の盛り込み方となり、「リハーサルも一時間位でって思ってたのに…すっかり…」
そういう按配で、「オリコンのインタビュー(※覚書(其の零)参照)でライターの方に『アイドルのグループメンバーのソロ、というと、“趣味”の領域、というイメージを覆された』と言われた(※←剛さん、うれしかったんじゃないでしょうか?)ことがありましたが」、次第にその言葉のような勢いになっていってしまい「戦うことに」。
※この経緯のMC中、場内から「つよしかっこいい」(女性)「がんばって」(男性)などの叫びが飛ぶ。
(15)アルバム制作で親しくなったミュージシャンに関連して。「~アンジェリーナ」「LUNA」で参加の東京スカパラダイスオーケストラ物凄さに触れ、さらにメンバー谷中敦氏(bari.sax)の話。
「谷中さんはいつも僕の隣に座っているのに、(直接言えばいいのに)やたら携帯でメールを連発して送ってくる」(笑)。「谷中さんが自分で作った詩(歌詞?)みたいなの(※skapara.netプロフィールで「吟遊詩人」て書いてある^^。)とか、一分おきくらいに、どんどん送られてくるんですよ、一日42件とか」(爆)
「あまり多くて、他の記憶していたメール(光一くんや拓郎さんとかの人々の…※ここで12日夜のライブに光一くん、拓郎さん、シノハラさん、建さんが観に来たことを話題に。) が消えてしまったり」(笑)。
谷中さんに「どうして(送るの)?」と聞くと、(谷中さんの真似・低音で渋く)「はずかしいんだよ」「つよしくん、すきなんだよ」(爆)
※↑「スキンヘッド?みたいな髪で、髭も生えてて」(長身、かつ二枚目)の谷中さん。(……やっぱり好きなんだな(′ー`;;)、男前が…>つよし)@_@かなわねえなあ(笑)
(16)スカパラとは堂島孝平さんのライブが縁でご一緒することに…という話題で、「お、ここで、ゲストが。ちっちゃい人ですか(爆)」(場内沸く)「はい、どうぞ」
【ゲスト1】堂島孝平氏、赤いシャツ姿で(いやあ、どーもどーもな感じで)登場。「ちっちゃい人です」(笑)
(17)「堂島さんのライブに参加して、スカパラにお会いした」(剛)、その時に歌った、という話から、いきなりその場で「MISTY」を歌いだす剛氏(場内拍手!!)少しフレーズを歌い途中で堂島さんに交代?中断(笑)
(18)「実際にライブに来てもらった時、つよしくんの声が(モニターに返ってきて)あの声の響き具合が楽器で一緒に演奏でやってて、よかった」などの堂島氏との話の中で、「演奏」を「えんしょう」と言い間違ってしまう。堂島さん「笑うな!!」(←もはやネタ)(笑)
(19)堂島さんの話「ちなみに、谷中さんのメールがつよしくんに大量に行くようになってから、僕への(谷中氏からの)メールがめっきり少なくなりました」(場内爆笑)
「先日も谷中さんから『今日MusicStation出たね、見たよ』というメールがきまして。僕出てないのに……」(爆笑)…もしくは、“堂島”と“堂本”を間違って送っているのか??「多分メモリーに、“どうじま”の次に“どうもと”と並んで入っているんでしょう」(笑)
(20)剛:「いや、でも、北原さん(スカパラtromb.)のホーンとかアレンジとか、VOCALなしでオケだけで会場総立ちで踊りまくってるのがほんと、すごいですよ」
堂島:「いや、つよしくんの歌もすごいよ」
…「大丈夫、大丈夫、大丈夫」(←3回、エコーみたいに繰り返す)(爆) ※堂島さん「そうですね、そうですね、そうですね」など、他にも語尾くりかえし連続
剛:「……あの、それ(くりかえすの)、流行ってるんですか?森くん(※エネルギー)も、するんですけど」※森くんも、いろいろあるどんちゃんのネタを使ってみたがっているらしいです
(21)堂島氏「つよしくんの、すごいと思うポイントがある。
ポイント1:つよしくんは戦ってる。
ポイント2:歌詞がすごい。たとえば
『うそにぶたれる音は嫌いだいやいやい』」(爆笑)←さすがどんちゃん、いいツッコミだ
剛:「……やいやい? そんな、やいやいとは言ってないと思うけど…」
堂島:「ポイント3:人がこれだけ集まってるのがすごい。皆さん、つよしくんのこと、好きですか?」(場内拍手)
剛:「どんちゃんのこと、好きですか」
(拍手)「…あ、まあ、いますね」(笑)
(22)堂島:「頼まれれば、もう、何でもしますよ」
剛:「ほんとですか」
堂島:「おもちゃにでも何でも、好きにしてください」(爆)
剛:「じゃあ、下手でもよければ今度ギター担当とかでも、呼んでください」
堂島:「じゃあぜひ作詞と、ギターと」
(23)ここで“つよしによるどんちゃんのファッションチェック“。「今日はブレッドベリー(?)の赤(シャツ)」
堂島:「今日は相方の光一くんがいないので、僕がROSSO(赤)担当ということで、この服です」(笑)
剛:「これは、堂本兄弟の収録の時に履いてたズボンですね」
堂島:「そうね、ほんとは今日、上、白だったんだけど、その格好じゃまずいだろってことで、これに」
剛:「堂島さん、パスケースも提げて」
いじられまくりの堂島氏「……ねえ、なんかおもちゃにする、って、こういうこと?(爆)でもね、パスケースないと、本当に止められちゃって…」などなど
(他にも、順不同で…)
堂島:「なんか、すみません」(笑)…
剛:「おっ、出ましたね(笑)、今日はこのライブのためにどんちゃん、福岡から来てくれたんですよ」(←おおっっ!!)(拍手)
(礼するどんちゃん)
剛:「おお、礼儀正しい、森光子さんのおじぎのようですね」(思わず真似するつよし)(笑)
…等々、延々と続く(**他にもゲームかアニメネタっぽいのがあったのだが聴取できず。略)のであるが、最後に「本当にぜひよろしく」と次回を期しつつ「堂島孝平さんでした(剛アナウンス)」(場内大拍手)でハケていく堂島さん。
(24)ステージ上に残る剛氏。
…「えっ、まだゲストが来てくれてるの?」「2人組?」(スタッフに聞くような感じ)
「…そうですか、それでは。今日のゲスト2人目、……チャゲ&飛鳥が来てくれました。」
??!!(俄然、場内騒然。)
「チャゲ&飛鳥のお2人、どうぞ!!」
……………………(其の参)につづく ??なげーぞ、これ^^
…………(其の零)からのつづき
(2)…暗い中で位置についたらしいメンバーが少しずつ音を出していく(うふ、軽音系サークルの部室のようだね←表現が古い^^)〔ちなみに、ずばん、と爆発して白煙とともにJUMPして出現(そういうのもある種ロックだが)、とかいうのでは無い・笑〕。
どうも剛氏らしい人が、ゆるゆるとステージ上にいるらしいが、見えん(笑)。そして中央のマイクに来て、ブルースな
<M1>「さよならアンジェリーナ」。
スカパラのホーンが効いたCDよりもギターが厚い感じのバンドの音だ。自らもギターを手にジャケットと帽子?の(スクリーンと双眼鏡で視野に入ってくる)剛氏の声が、載っかる。ずしっときます。おおお。
(遠いが、音響は今回、ドームみたいな音割れを起こしてないので、よし!)ラジオで聴くより、もっちりしたライブアクトが良いよねこういう曲は♪ (客席もゆらゆら。さらに続く曲でこれがまだ序の口と知る)
(3)<M2>「溺愛ロジック」。ギターは置いて、歌って「クネりだす」剛氏。踊っている、というよりも、ノリのままに身体も声も独特のうねり現象を発生させるのである。(とりあえず今日のつよしは元気だ。身体即楽器と化しておる。)ステージの壺のところがもう一つスクリーンになって、演奏中の曲それぞれの(PVとかもしくはオリジナルとか?)動く映像などが映るようだ。そして。
(4)<M3>「GIRASOLE」。アップテンポでテンションも上昇。導入からCHORUS部分への声の太さのたたみかけるような変化が楽しめる曲で、盛夏っぽく疾走。「赤まむしみたいな」バンドのhardな音質が格好よい感じである。(忘れて抱き合いましょう。個人的には「Heyみんな元気かいHRversion」以上に“Sing it!”といわれたら煽られそうだ、この手の曲♪)眼下のアリーナも一面総立ちで既に大揺れ状態。(双眼鏡で見える)中間の間奏guitarソロの時に客席側に背中を見せて「揺れまくる」剛氏の背中~腰~尻の線のリズムの刻みも、ある種案外大サービスである♪(失礼)。
(5)(出演者挨拶などは全く無く、演奏が切れて)突然「ビデオメッセージ」(これは、普通のロックライブのつもりで来たかもしれない初めての者であればいささか唐突であるかもしれない印象もあり。 ※J's関係・KinKiファンならお約束的に慣れているのかもしれんが)。
【1】二宮和也氏(嵐)。アルバム発売・ライブ開催へのおめでとうメッセージ、つよし氏作曲の歌のこと、こぼれ話「現在撮っている二宮氏出演映画(蜷川監督)の、撮影中に偶然、つよしくんが…」など(←後述)。
【2】今井翼氏。最近は洗車するのが趣味なのに、洗ったばかりですぐ台風が来た…という近況はともかく、やはりおめでとうメッセージ。「またトイレ借りに来てください」(※注 先年のドラマ共演で親しくなった頃、翼氏と一緒に翼氏の自宅に深夜寄って、トイレを借りた剛氏、起きてきたお母さんに挨拶したという。以前のコンサートMC等だったか記事等だったかでも言っていた話←もちろんそういう説明はここではナシです)でシメる。
【3】TOKIO長瀬氏(なにかものすごくぶっ飛んだテンション)。「つよしが今回本格的にバンドをやる、というのが、バンドのTOKIOである僕としてもうれしい」などとコメント中、それ以上にキレた?太一氏が乱入し「いよっ、つよしだ、くさなぎ」「時枝ユージ、愛はパワーだよ♪」(?)などをカマす。サングラス?の松岡氏、山口氏も来る。ぐっさんはカメラに向かって腋の下の毛を剃っていた(次第に収拾つかず・笑)。
(6)(そしてまた唐突に)曲。
<M4>「街」
<M5>「花」
ジャケットを脱いだ?のか、ピンクとか赤とかの斑っぽい半袖のシャツを着ているように見える再登場の剛氏。マイクのみでバンドの前で、2曲ともに熱唱系。こうして生で聴くと、サウンド以上にずっと「声」の熱さの味が伝わると思われる曲である。“壺”のスクリーンに「街」の時は手書きの歌詞文字~後に活字が流れる。「花」の時は、ステージ後ろのオブジェに赤・ピンク系(左側)と緑(右側)の照明で、満開の花が映るのが非常に美しい。また、間奏の中でバックの女性ボーカル(後方スタンドマイク、2名、ASANOさんとASATOさんという人だろう)が厚みを加えている。
(7)(そしてまた突然)VTR。
どうもこれが「大阪城公園内でメンバーとともに突然敢行された夜のストリートライブ」(7月26日頃)の映像らしい。…※ここって、見覚えある風景ですわ…この橋とか、通りましたね(汗)(7月28日・大阪買物行参照)
「街」他、いろいろ。身内で相当もりあがっております(「で、というわけで……、か?」と言ってしまう語尾が、ネタです、か?)。どうも皆さんほとんど酔っ払ってる?ように見えますが(笑)、タンクトップ?で確かに色少し黒くなった?みたいなつよしくんの「うふうふ(=独特の発声)」笑いの健在をこんなところで確認。
(8)(そのライブみたいな弾き語りの雰囲気で、というつなぎ具合なのか)アコースティックギター一本で椅子に座って再び登場した剛氏の歌。
<M6>「僕がいう優しさとか…」
短いが、こちらもしみじみと声を聴かす系。
歌い終え、会場がじーんとした雰囲気の中、
「こんばんは、ニューヨーク生まれの堂本剛です」(爆)
ようやく自己紹介(?)、そして……ここから、怒涛のMCに突入していくのである。
………………………(其の弐)へつづく
(0)2002年8月13日(火)17時20分頃。(第一回公演開始直後14時40分頃、屋外売場で未入手GOODSを比較的楽に購入、市内の別地点で知人と再会した後)横浜市営地下鉄新横浜駅に再度到着する。
しまった。「ROSSO E AZZURRO」今日の第一回公演終了後に新横浜駅方面へ向かう群集の流れと逆行する形で、甚だ歩道を通行しにくい(こういうこともあるのだ)。それでも途中から第二回公演入場者の流れる方向の整理に従い、横浜アリーナに向かう。
アリーナ後方の噴水付近でスタンドORアリーナ席入場者列が整理されゆっくり進む。側面の諸所に立見席入場者の列がある。約1万2千と聞くが大した数だ。どうしてもアリーナの建物を横10人くらいの列が蛇のようにめぐって外廻り階段を上下して正面入口にたどりつくことになり、その模様がよくお茶の間のワイドショー等の映像で喧伝されるのである(ここに来る時近辺のマンションや学校等の並びを見ていつも思うが、催事の折々のこの入場整理の拡声器案内の音など、周辺の方々は大丈夫なのだろうか?)。そんなどうでもいい(どうでもよかない)ことを考えながら進む。西日が傾いているが、まだ日中の熱気は空気中に残存している。
歩きながら周辺の列の人々の雑談を漏れ聞くのも面白い。既に名古屋や大阪を遍歴したらしく万全の態勢の気合が感じられる人から、アルバムは買っておいたが昨夜一夜漬け予習したという人まで、色々だ。
決して一般発売ではなく、「FC会員販売」のチケットで集まっているはずだが、…逆に「だからこそ」の様々な反応なのかもしれない。そして開演前(恒例)独特の緊張感がある。
自分は8日以降13日までPC環境を離れてとんでもない田舎におり、各種サイト等でのネット上のアルバム評とも、またKinKi Kidsに関する話題をものする人々ともかなり隔絶していた(テレビではアルバムCMの「発売中編」、世代密林と堂本兄弟、めざましテレビぐらいを見た。あとはラジオを聴いた程度で)。※評といえば剛氏が表紙の渾身企画(笑)「WO(WEEKLY ORICON)」8/19・26合併号のインタビュアーが市川哲史氏(←おいおいっ!!^o^;;)だったのには大ウケしていた。
ただ、くり返し聴くことになってしまってから気づいたことだったのだが、……旅先の県境の山奥や延々と続く田園地帯や羽田からの港湾地帯等を走りながら、あらゆる風景の車窓の、いわゆる白昼の「灼熱」(BY堂本剛inどんなもんヤ20020708)に充ちた風景には、「ROSSO E AZZURRO」の「これでもか」なギターと剛氏の声が、何故か奇妙に「合う」ような気がするのだった。昨年のFコン福岡で、幸運にも剛氏生弾き語りを体験できた自分にとっては、サンパレスの行列に並んだその日の炎天下の猛烈な暑さが思い出されるからか。だが、それだけではない。
このアルバムがだ。こういう表現が良いのか悪いのか何だかよくわからないのだが、何かが過剰に「熱い」ような気がする。…横浜に来た時には、そんな雰囲気を少しずつ感じ出していた。
…能書はともかく。
(1)スタンド中央の最後列付近が今回の座席で、一昨年の大阪ドームの時と匹敵する「大天井席」に陣取る。かなり遥か前方のステージには向かって左側が赤(ROSSO)、右側が青(AZZURRO)の照明が当たり、上から見渡すと、客席を含めて会場全体にもぼんやりとその二色が当たり、空気が分かれているような感じだ。
大きな壺(エトルリアの壺か何かか)の形をしたもの?がステージ中央に据えられている。出演者位置はステージ上の機材の並びで予想される。古代ローマの水道橋かコロシアムの柱か何かをイメージした?ようなオブジェがステージ奥に並んでいる。
ステージの左右にモニターのスクリーンが見え、それぞれに「ROSSO E AZZURRO」のロゴが光っている。(開演前のアリーナ説明で使われたアリーナ天井中央の四方画面は開演中は使われていない。スクリーンまで遠い後方からは見えにくい。)
アリーナ後方の音響さんやカメラ2台も我が席からは高々と見下ろせるのであった。ざわざわする場内にはBGMとして、「パイプライン」(1996~LOVE2のcome2…“ギター事始”ももはや懐かしい)やブルース調の曲などエレキなインストが連続して流れている。
そんな頃開演についての諸注意が始まる。「終演後は整理退場」の他、「可動式席の隙間に物を落とさぬよう」「収録用カメラが所々に入っているのでご協力を」など。(←まず自分の近辺ではないと思うが…)
続々と着席者で埋まっていく会場の気分。照明の具合か、空間がうっすら煙っているように見える(ドームでも起こる現象)。……KinKi Kidsのコンサート会場に来る時に個人的にいつもふと思ってしまうことなのだが、この開始前の時間に座って見渡すと、感じることがある。「……自分は誰で、いったいどういう経緯でこの場所にいるに至ってしまったのだろうか?」…日常生活に連続する記憶すら途切れてあやふやになってくるような奇妙な感覚だ(それを感じたくて訪れてしまうのかもしれない、ともいえる)。
18:30頃、会場が暗くなり、ステージ上にかがり火?が燃えている。暗くなった瞬間(「うちわ」はほとんどないが)「ペンライト」が闇の中に星のように輝いているのに群集がおのずとどよめく(近隣の席で「持ってくればよかった!」と大声で絶叫しあう女性客あり←騒音を懸念するも開始直後静かになる)。暗いステージ上に人影が蠢くので最前方席の方からも奇声がさざめいてくる。そろそろか。
…………(其の壱)につづく。
現在ROSSO E AZZURRO「第一聴」中。
映画と原作小説の場合は「見てから読むか、読んでから見るか」という言葉があるように、アルバム発売前にLIVEで見て確認し勢いをつけられる幸福もあれば、「LIVE前」に先にアルバムをビジュアル抜きの自由イメージ可で「耳」から摂取できるという幸福もある。自分の場合は今回後者である(逆に、まだLIVEを見ていないので、この「音」が「いわゆる雑誌の表紙を飾るとかテレビで愛嬌をふりまいているとかの堂本剛氏」といった像と、自分の中では実はまだあまり結びついていない。これがどう実物とつながるのかは見ないとわからない)。
LIVE前の予習として「耳」で気になった曲目を先に言及しておこうと思う(全曲ではない)。
LIVEパフォーマンスが加わった演奏曲とCD収録曲では印象が変わってくるだろうから、比較しても面白かろう。今後雑誌記事やラジオなどでの本人のコメントも加えられると思われるので、参考としていきたい。…※常々、KinKiのCDにがっちりしたライナーノーツがないのが不満(それゆえ種々雑誌記事等を研究・参照しなければならない。もしマジで企業が商業戦略として「30代以上購買層狙う」(日経エンタ9月号)なら、その辺いかがなものでせうか?凝ってもゼニにゃならんですか?>JE御中)なため、その勢いでまた勝手にいい加減なことを書いているが…後程改訂しながら検討したい。
1、心の恋人
「D-album」付近以降「なぜ剛氏は声にリキはいってるのか」(光一氏とのコーラスのバランス上なのかアレンジ上の問題なのか単に好みなのか)、C以前の声のように「抜いてる」のと緩急硬軟使い分けてもいいんじゃないか、という感想が正直あった。シンプルコードすぎる曲の場合、ケレン味が強すぎるかもしれない。今回の新作ではこの現状の「声」をどう扱う「曲」が来るのか、(さらに言えば「いわゆる剛ソロ曲=長調バラード」的なのが延々と来るのか、といった従来曲からの先入観・イメージのようなものもあり)その辺が実は最も気になるところではあった。
が、このM-12曲を聴いてちょっと気がついた。「この楽器の色」とサビのコードのテンションの高さなら「この声」がアリ、である。フェイクも。「こういうのをやりたい」と思っていて、全般的に「こういう声」に変化しているという経緯なのか、と一番思ったのが、この曲。
「不安は素敵なんだよ、昔より説得力はないけど…」逆説的な詞(KinKiの中では「つよし色」っぽい屈折系。J-popなどでありがちな詞だ、という考え方もあろうが、「剛が歌う」ことで付与される「意味」が「多義誤読可能」なところが重要^^→後述)は、確かに少年合唱団的でなく、こういう声で「演じられる」べき(笑)かと。
アレンジは「Back Fire」作曲・「キミは泣いてツヨくなる」「Peaceful World」など多くの編曲でおなじみ石塚知生氏。中道勝彦氏のピアノも渋いです。でもってそうる透先生!これLIVEメンバーは違うかもしれませんが、生で聴いてみたいです。
2、We Never Know
うおい。キャッチーやんけ。イントロからしてUKな刻み(「アーチスト」を標榜する普通ありがちなバンドものならこういうのを真っ先にsingleにしそうな曲)。
従って歌詞だけ見ると一見KinKiぽく応援歌風だったりしてもオトが全然「いわゆるKinKi」っぽく無い、といえようか?(そういう線引きもどうかと思うが)のの一つ(笑)。アレンジは、「あのときの空」や、最近作の“堂本剛ロックもの”編曲などでおなじみの知野芳彦氏。
3、GIRASOLE
これもキャッチーな感じするけどね。高くかわいいとこから入ってきます。「僕が言う優しさとか…」の林部直樹氏アレンジ。どんどこ、走る走る。
4、Purity
ねっ、Oasis好きでしょ?ねっねっ(なんだか、親近感があるぞ^^)アレンジは知野氏。
5、Panic Disorder
ちゃんと聴くと浮遊するスケールのでかい曲なのだった。Stringsも。やはり知野氏アレンジ。バッキングボーカルがつよしさんとなっているが、この高いのもそうですか?
6、花
鶴田海王氏アレンジで林部氏がperc.やギターなどに入っている。「つないでくように」の「に~」のところの抜き方と、アコギの入り方が好きだ。※1998年偶然最初に飛び込んだ会場で聴いたはず。自分的に初めて生で聴いた剛ソロで「声」に内心驚愕した記憶あり。(その時は、もうちょっとマイナーコード部分が多かったような気もするが…こういう曲だったかな?)
7、歩き出した夏
紙飛行機(2000夏)…も懐かしい「いわゆる剛バラード」なのだが、間奏以降のギターとオーケストレーションの広がり方が、こうして聴いてみると結構気になる。鶴田海王氏アレンジ。
4、5、6、7はコンサート等では会場音響設備の影響の関係か(※時々、ドーム等は上と下とで音が二重に割れたりする現象が起こる)、特に4、5は轟音で、それぞれ、いまひとつオト的によくわからなかった曲だけに、CD音源化でようやく作品としての全貌が見えた気がする(もちろん、ライブの時の状態より、構成やアレンジなど改編がみられるように記憶する)。
※自分が「キャッチー」と思っても、多分そういうものほどラジオなどでかかりにくいかもしれない(爆)ので謝っておきます。
基本的にKinKiアルバム等でもおなじみの音色のスタッフが動員されつつムードを変え、その上にゲスト協力スタッフが加わっているという印象を受けた。こういうのはこういうのでまとまるとまた一つの世界観になるのだったと再認識。
おっと、堂島先生や「すかぱら」なところは全然触れていないので、機会があれば後に。
歌詞についても後程。「今ある限りを伝えたい」。←この言葉が何を意味するものなのか、解釈の多様性はともかく(商品性にしても本質性にしても)、これはやはり「堂本剛」という人が歌うことによって発生してくる「意味」、「物語性」が、重要だ(別に、人類あまねく万民にとって重要だと主張する気はない。“物語”をこよなく享受する読者にとって、だ)。と、私は思っている。
…少し前にインタビュー記事を読んでいた時、「なぜ堂本剛が突然、太宰治リスペクトなのか?」と思ったものだが、今回アルバムを聴いていて、単純に“女言葉の使用”云々に限る問題ではなく、何となく「…そうかもしれない」と直感するところがあった。まだ現段階ではうまく言葉で説明できないが、いい表現が見つかったら書いてみたい。宿題。