ナキオカ暦20XX年。
惑星ア-マンは、未曽有の危機に直面していた。
天敵ソラスズメの絶滅と、大気中のCO2濃度上昇を原因とする異常高温により個体数が爆発的に増加。
食糧不足と頻発する紛争により、このままでは種族の存続が危ぶまれる事態に陥った。
そんな中、科学連邦宇宙局の指揮のもと、新天地を求めるべく、移民センターに20匹の若き勇者たちが集結した。
つづく・・・のか?
惑星ア-マンは、未曽有の危機に直面していた。
天敵ソラスズメの絶滅と、大気中のCO2濃度上昇を原因とする異常高温により個体数が爆発的に増加。
食糧不足と頻発する紛争により、このままでは種族の存続が危ぶまれる事態に陥った。
そんな中、科学連邦宇宙局の指揮のもと、新天地を求めるべく、移民センターに20匹の若き勇者たちが集結した。
つづく・・・のか?
移民船は、既に十分に成熟した‘オカヤド’工学が十分に駆使され、旅の間も快適に過ごせる造りになっている。
加えて、幾重にも特別なシールドに包まれ、宇宙空間での外的擾乱から十分に保護されるようになっていた。
はからずしも、最大級の恒星フレアの真っ只中ではあったが、時空の安定するタイミングを慎重に見計らい、新天地へ向けて、希望と若干の不安の中、旅立って行った。
船団は、脱出速度に達した後、直ちに数度の連続ワープを行い、移民船、補給船、シールドのいずれも全く損傷することなく、無事に別の恒星系にたどり着いた。
いくら十分に検証が済んでいたとは言え、その過程には、予期せぬ出来事、逆に幾許かの僥倖があったことだろう。幸運にも感謝したい。
そこには、まだ名も無き若い惑星がいくつもあったが、居住に最適と思われる場所を選び、新天地とした。
この先何が彼らを待ち受けているかを、知るものは居ない。しかし、彼らはまだ若く、しかも、いずれも難関を乗り越えて選ばれた精鋭である。多少の困難は、乗り越えて行かれることを確信し、現地からの第一報としたい。
#やっつけですが^^;。
無事です^^。先ずは明日の朝を、次は春を迎えられますよう。多謝。
惑星アーマンに語り継がれる伝説である。
移民船から降り立った若者たちは、第二触角を振ることも忘れて、半ば呆然とその世界を眺めていた。
恒星はまだ若く膨大なエネルギーを宇宙空間に放出していたが、厚い大気に包まれたこの世界の空は青く澄みわたり、波多き白浜にふりそそぐ陽光は控えめでやわらかい。
「ここは・・、ニライなのか?」
そんなかすれたつぶやきをきっかけに、クルーたちは一斉に海へと向かって走り出した。
砂は温かく、鰓に沁み込む大気は濃く湿潤で、充分な酸素を体液中に供給してくれる。
砂浜の至る所に転がる貝殻は、薄く軽く清潔で、鋏脚を通して伝わってくる炭酸カルシウムの質感は、それがまぎれもなく現実に存在するものであることを示している。
豊饒な海と大地から立ち上る香気と、惑星を包み込むミルク神の気配は、彼らの未来が限りなく豊かであることを予感させてくれた。
惑星ニライ・カナイ。
そこは、アーマン達が何万年もの間、憧れ夢見続けてきた楽園だった。
◎いや~、無事に着いて安心しました。
めでたくニライで暮らしはじめた仔ヤドたちは幸せ者です。
ふつつかな連中ですが、よろしくお願いしますね。
SFの一ページのようにワクワクしながら読ませていただきました^^。
察するに・・・
波風さん産の今年ベビー達20匹(!!??も?!) Nantaさんのおうちに里子に出られたんですね!
ぁ、いえ
若き勇者20人が 新天地を求めて旅立ち、無事に第二の故郷にたどり着いたってカンジでしょうか?^^。
(あぁ 文才の無さに涙がでます;;)
ベビーか~~
いいなぁ~~~><w。
ウチもいつか 波風さん産のベビーヤドをお迎えできたらな~~・・・。
ハイパー・ウェイブ受信しました。
たしか船渠に旧式のエアブリージング・タイプが何隻か残っていますから、今から整備に掛かれば週末には発進準備が整うと思います。
中央コンピュータは、まだ260hour程度時空の安定が続くと算出していますので、なんでしたら、20匹ほど志願者を募って、送りこみましょうか?
・・・が・・・
この未開の地 有難いことに未だ★を見ずに三年目に突入しております><。
万が一というか 先を見越しての精鋭部隊なんでしょうが、資源の乏しい狭いわが惑星では、20人もの精鋭部隊を受け入れるスペックがありません><。
最初の犠牲者に遭遇したときの衝撃が自分でも想定外な以上、いま少し綿密な計画を立ててから、お迎えする日々を心待ちにしたいと思います。
今回 立候補地のエントリーに上がったことは、とても誇りに思っています。
みんな行く気満々だったのですが(笑)
>最初の犠牲者に遭遇したときの衝撃が自分でも想定外な以上・・
アンジーさんならきちんと勉強しておられますから問題ないでしょう。
確かに嬉々として「ヤドちゃんヤドたん」と綴っていたブロガーさんが、落ちはじめたら一気に熱が冷めてそのまま放置・・、というパターンは数多く見てきましたが、これは間違って生き物を飼いはじめた人が罹るハーミーズクラブ症候群の一種でしょうね。
玩具感覚で飼いはじめた人の心理などはよく分かりませんし、分かりたくもありませんが、本当の生き物好きなら生き物が死ぬ物だということをちゃんと理解しているはずですから(笑)
いくら擬人化したところで、所詮は大脳も意思も持たない節足動物なんですけどねぇ(^^;
それはともかくとして、またの機会がありましたらよろしくお願いします。
っていうか、来年は惑星アンジーが移民を送り出す事態になることを、秘かにお祈りしています。