みーばい亭ブログ

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老いらくの劣情

2012-06-23 22:39:07 | 生き物の話
時代劇・・・、と言えば、ユーザーは「おっさん」なわけで・・・、
だから、作り手もおっさんの嗜好に迎合しないと商売にはならないわけで・・・、
芸術意欲に燃える若手監督や新進俳優も、「お代官様・・そんなご無体な・・あ~れ~」的、お色気シーンを挿入しないことには、興行サイドが納得しないわけで・・・。
その辺りが、資本主義社会の非情なところであるわけで・・・。
原作に比すると、かなり健全路線で制作された雷蔵版「眠狂四郎」にしても、冒頭から女掏摸の帯を斬って丸裸にひん剥く場面などがサービス・シーンとして多々見られるが、ここら辺はもっと突っ込んでくれても良いのでは・・、などと、小学時代に「真田十勇士」を見て、中学時代からを「シバレン」を愛読していた管理人的には物足りないわけで・・・。
と、この辺でキタキツネが鳴いたりするわけで・・(笑)

まあ、眠狂四郎は当然として、「春雨じゃ、濡れていこう」の月形半平太にしても、「天下御免の・・」早乙女主水之介にしても、「おめえはもう死んでんだよ」の丹下左膳にしても、名の知れた時代劇キャラなら、それなりに婀娜っぽい姐さんや清楚なお女中と絡むシーンがあるのだが、昭和時代の保守的観念に囚われて「ええ思い」の出来なかった気の毒なキャラが、御存じ「水戸の御老公」である。
枯れたお爺ちゃんが主役故の、お色気不足に苦慮した製作者が、苦肉の策として編み出したのが、例の「入浴シーン」なのだろうが、「エスパイ」の頃ならねぇ・・・。

徳川光圀公の享年が71歳であるから、水戸黄門漫遊時代は60代だろう。
人生50年の時代ならともかく、人生80年の現世においての60代など、まだまだ生臭い。
60代の御老公が婀娜っぽい姐さんと絡んだところで、さして違和感はないと思うのだが、黄門さまは清純派(?)のイメージが固まりすぎているから、イメチェンでの復活は無理だろうなぁ。
ここはひとつ、超高齢化社会の到来を踏まえて、生臭いジジイが活躍する新感覚時代劇の登場を期待するわけで・・(笑)
例えば、松浦静山公なんかを主役に据えたらどうだろう?

それはともかくとして、みーばい亭生活12年目を迎えた、ムラサキオカヤドカリの御老公。
ここ2年ほどは、このブログでも報告していたように、不自由な体を回復させるべくリハビリに励んでいたのだが、五体満足に復活するや、今まで目もくれなかった小紫に果敢にアプローチしている。
もともと「相手役」として4年前からキャスティングしているメス個体なので、別に問題はないのだが、何で今さら・・というのが、正直なところ。

ま、色恋沙汰も若さを保つ秘訣とか。
命を縮めない程度にがんばってくださいな、ご老公。

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