みーばい亭ブログ

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踊る!ナベカちゃん

2018-05-19 20:20:17 | 生き物の話

草木も眠る丑三つ時。
裏山の茂みから低く聞こえてくるシュレーゲルアオガエルの鳴き声。
その声に眠りを醒まされたのか、少し奥の梢でホトトギスの夜鳴きがはじまる。
やがて明け初めし夜を劈いてヒヨドリの雄叫びが響き渡り、コジュケイやウグイスがけたたましく追従する。

冬眠明けで痩せ細っていたメダカたちのお腹もポッコリと膨らみ、早くも孵化したての稚魚の姿がちらほら見られる裏庭の緑が池。

そんな賑やかな初夏の風情に包まれたみーばい亭なんだけど、ヨモギホンヤドカリたちが夏眠に入ってしまった磯水槽だけは妙に心寂しさを醸し出している。
レアだレアだと思っていたけど、いつの間にかホンヤドカリを凌ぐ一大勢力になっていたらしい(^^;

そんな磯水槽で唯一気を吐いているのが、脊椎動物ナベカちゃん。
甲殻類と違って貧弱ながらも大脳(辺縁系)を持つだけに記憶や学習能力もあるらしく、飼い主が帰宅してグラス片手に水槽の前に座ると、間髪入れずに岩陰から飛び出してきて「メシくれダンス」を披露する。
飼い主的には給餌は一日置きにしたい所なんだけど、世知辛い浮世の風に吹かれて疲れきった心身の前で、くねくね可愛く踊られると、「まあ、いいかな」と、ついついとっておきのイカやホタテを与えてしまう。
まだまだ甘いな~、俺も。

そのおこぼれにあずかるのが、脇役だけど実は最大派閥のエビちゃんたち。
やれやれ脊椎動物は忙しいのう。
メシはゆっくり味わって食わんと身につかへんで。
そうそう、そのと~り!

ナベカのおかげで住民がどんどん巨大化する磯水槽(爆)

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