みーばい亭ブログ

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復活!

2012-01-20 21:49:20 | 生き物の話
耶蘇教と回教の諍いが、最も愚劣な形でオーバーグランドに浮上した2001年。
その年の6月に沖縄からやってきて、今年で丸11年になる、ムラサキ槽の大御所様。

このブログでも折に触れて紹介してきたが、一昨年の秋頃から、歩脚の欠損、背甲のかさつきなど、著しく外観の老化が進行し、そろそろ寿命かと、飼い主も半ば諦めていたのだが、昨年2011年の1月から3月にかけて敢行した脱皮で、まずは腐りかけていた、右側第二脚を自切。
老齢のせいで、再生するだけの代謝能力が無いのかと思われたのだが、今回・・つまり2011年11月から2012年1月にかけての脱皮で、見事に再生。
実に1年半ぶりに、五体満足な晴れ姿を披露してくれた。

この所、体力や免疫力の低下を、否応なしに思い知らされて、少々落ち込み気味の飼い主も、これを機に発奮できる・・・かな?




一方、こちらは2009年の8月2日に孵化。
当年とって2歳半。
管理人発案のナキオカヤドカリ・イヤーで換算するとまだ二十歳前ながら、世を拗ねて裸のままうろうろしているナキオカヤドカリ。
埒があかないので、とりあえずナキオカ槽に戻したことは前回お伝えしたが、レンガの下を掘って隠れ家を確保した後、海水入れに出向いて、ご覧の通り毛管海水吸上吸収モードで一晩静止。
驚いたことに、朝には海水が半分くらいに減っていた。
もちろん毛管現象で体表を伝わって外に滲みだした分もあるのだろうが、それでもかなりの量の海水を体内に摂取したものと思われる。
海水摂取後の動きや体色の回復具合から憶測するに、オカヤドカリにとって海水とは「命の源」・・とまでは、云わないが、少なくともカンフル剤程度の、有益性はあるように思われる。
思えば、管理人が思いつきでオカヤドカリに天然海水を与え、その好評ぶりをサイトで紹介したのが2002年の夏。
東京電力の原発損傷隠蔽が明るみに出た、ちょうどその頃。
その2年後に、例のオカヤドカリ騒動が勃発。
アホ業者の愚行に呆れたり怒ったりしているうちに、いつの間にやら愛好家の間ではオカヤドカリに海水を与えることが常識化してしまった。
濃縮された海水が、脱皮時にオカヤドカリの体内の水分を奪ってダメージを与えるマイナス要因ばかりを懸念していた今日この頃だが、まあ、それなりに効能はあるようで、ほっとしている・・と、云うのが正直なところ。
オカヤドカリ愛好家の皆様。
くれぐれも、考えなしに床砂を海水で濡らすような愚行はなさりませぬよう、切にお願い奉ります。

それにしても、いつまで裸でいるつもりなんやろ? コイツ@
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1 コメント

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老婆心ながら (波風)
2012-01-20 23:12:45
この記事を書きながら、気になったので検索してみました。

思えばこの頃から、福島の萌芽があったんですね。
後の祭りですが・・・。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB%E9%9A%A0%E3%81%97%E4%BA%8B%E4%BB%B6
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