みーばい亭ブログ

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TOMATOLIVE

2019-07-27 21:19:03 | 新・ほろ酔いキッチン

スリッツやレインコーツのドラマーとして、パンク・シーンのど真ん中で活躍したパーモリーヴ(Palmolive)。
「パーモリーヴ」というのは、もちろんあだ名であって、元々は台所用洗剤の商品名だったらしい。
思うにパーム(Palm)油とオリーブ(olive)油を配合した、環境や手指に優しいのがウリの洗剤だったのだろう(知らんけどな)。
ちなみに、彼女にこのあだ名をつけたのはポール・シムノンだったとか。
ストリートに屯していた、あまり素行の良くない少年少女たちの他愛無い日常が、時空を超え国境を越えて「伝説」として世界中で語り継がれているのだから、思えば凄いことである。
管理人も少年の頃、路地裏に屯して同じようなことをやっていたはずなんだけど、世界はおろか町内でさえ誰も語り継いでくれないので、こうしてせっせとブログを書いている(^^;

 というわけで、夏である。
 台風が来てるけど夏である。
 夏だから近所の菜園からトマトがたっぷりと届けられる。
 ボーとしていて 夢を追いかけていて、資本主義経済の波に乗り遅れた貧乏所帯にはありがたい限りである。
さっそく湯剥きしてミキサーにかけ、ざるで濾して果汁を抽出する。
早い話がトマトジュースである。
管理人は大人なので、トマトジュースをウオツカで割る。もといウオツカをトマトジュースで割る。
早い話が「血まみれのマリー」である。
しかし凄い名前やな、このカクテル。

血まみれとくれば、真っ白な柔肌。
で、鯛のさくをそぎ切りにして、塩をふり、黒胡椒を挽き、レモンを搾り、オリーブオイルをかけ回す。
早い話がカルパッチョである。
今回は早い話が多いのである。

続いてトマト大量消費の一品。
旬のズッキーニ、ナス、パプリカ、タマネギをたっぷりのオリーブオイルで炒め、庭から摘んできた(ほとんど雑草化している)ローリエ、ローズマリー、オレガノ、セージを加えて香りをつけ、ミキサーにかけたトマトをどばっと流しこみリーペリンを少したらしてぐつぐつと煮込む。
早い話がラタトゥーユである。
真っ赤な大地に粗目のチーズおろしで雪を降らせてみる。
赤と白のコントラストが鮮やかで美しいのだが、日章旗を連想させるとか言ってどっかの国がヒステリーを起こしそうなので、雨の降る庭へ出てイタリアンパセリを摘みトッピング。
赤白緑のイタリアン・カラーなら文句はないだろう。
同盟国だけど「か」の国がイタリアに喧嘩を売ったという話はきかんしね(失笑)。
こう見えても、いろいろと気を使って生きているのだよ、わたしゃ。
ま、遠くの国際問題よりも大切なのは近くの宴。
とりあえずトマトたっぷりのラタトゥーユをパクッ!
ブラッディマリーをグイッ!
染み渡るリコピン! 燃え上がる肝機能!
トマトには酔い醒ましの効能もあるのだよ。(本当の話)

そんな夏の日の真っ赤な(共産カラーではない)宴を、誰か伝説として語り継いでくれない・・だろうな(酔死)

コメント (2)

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