今年、最初に上陸したニホンアマガエルをツユクサの葉の上に見つけた曇天の週末。
この鬱陶しい季節に最盛期を迎えるのが旬の青紫蘇。
この季節、酒席に欠かせない鱧に良し、もちろん鯛や平目や鱸など他の白身魚にも良し、鶏のささ身や胸肉にも良し、卵焼きにも良し、白ご飯に刻みこんでも良し、冷奴にのせても良し・・と、夏にはなくてはならない薬味なのだけど、何に一番合うかと言えば、1億2千万人の日本国民が声をそろえて推すのはやっぱり「烏賊」だろう。
というわけで、週に二回はケンサキイカの刺身が食膳にのぼるみーばい亭。
ちょっと前まで定番だったのは、一杯百円以下で買えたスルメイカだったんだけど、今や希少な高級食材。
商業捕鯨の再開で鯨の頭数を押さえることで、烏賊の資源回復を心から願う管理人。
鯨は鯨で旨いから一石二鳥・・といけばいいんだけどね。
まあ、遠からず自滅するであろうK国はいいとして、C国の傍若無人な漁船の操業は武力で抑えるしかないか・・と、ポリシーに反する発言を余儀なくされる国際社会の現状を憂いつつ、今宵も苦い 旨い酒を飲む管理人。
ま、それはともかく、週に二回烏賊をさばいているから、週に二回残渣が出るわけで、触手(ゲソ)は冷凍しておいて焼きそばやお好み焼きに使うからいいんだけど、口や目の周りの肉はどうしても残ってしまうので、磯水槽に投入されることになる。
イソスジエビも、ヒメヨウラクガイも、ヒライソガニも、スジエビモドキも、ホンヤドカリも、フタミゾテッポウエビも、ヘビギンポも、アシナガモエビモドキも、ヒメアカイソガニも、イソニナも・・・飼い主に負けず劣らずの烏賊好きだから、週に二回の大騒ぎ。
青紫蘇の緑に烏賊の白。
雪解けの野山か、サウジアラビアの国旗か(笑)
真っ白な烏賊肉には、やっぱり緑のヤドカリがよく似合う。