みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

黄斑、鹿を喰らう

2016-03-12 20:36:37 | 新・ほろ酔いキッチン

寒の戻りの週末
一週間の労働で冷え切った心と体に萩の露の熱燗をきゅっ!
血の巡りが良くなったところで浅茅生の吟吹雪をぬる燗できゅきゅっ!
血流と共に酒精が全身を駆け巡り、久しく忘れていた野生の血が蘇る。
黄斑復活!
よっしゃ、今夜はとっておきの鹿刺しじゃ!
と、思いついたのが遅かった。
秘蔵の鹿肉は解凍が追いつかずルイべ状態(^^;
黄斑が鹿を食らうのは自然の摂理やけどルイべは蝦夷の熊さんの専売特許である。
さっと炙りたいとこやけど、今からカンテキに火を熾すのも面倒くさい
いっそしゃぶしゃぶにしたらどないやろ?
と、いうわけで小鍋に湯を沸かして急遽「鹿しゃぶ」に。

半凍りの肉がふわっと膨らんで、おおこれは美味そうじゃ!
いっちょ塩山葵で行ってみようか・・と、いそいそと山葵をすりおろし、ちょいとのっけてパクっ!

ぶ~~~×
これはダメ。
山葵の青臭さと血の匂いが喧嘩する。
ここは、赤身と相性のいい生姜醤油が無難かな。
ま、悪くはないけど・・・。
そうそう自慢の自家製ポン酢(2年物)を試してみるか。
ぴんぽ~ん〇
これが最高。
みーばい亭新メニュー「鹿しゃぶ」完成である。

で、すっかり黄斑(ケダモノ)の血が目覚めてしまった管理人。
今日は朝から獲物を求めて伊賀の山中に出撃。

ミミガーの白味噌和え、ラフテー、ソーキの唐揚げも捨てがたいけど、やっぱり中身汁をすすりながら一杯飲んできゅっ!
おまえ美味そうだな。

背肉の刺身の皮の歯触りと独特の香り、それから脂の膜で湯気も立たないけどひと口すすれば舌が千切れそうに熱いヒージャー汁!
おまえも美味そうだな。

やっぱり獣の肉は美味いのう!
と、半ば妄想にも耽りつつ忙しく盃を重ねるのは、大海の果て智利国よりもたらされた葡萄の酒。
おおっ、血の酒じゃあ!

獣肉喰らって葡萄酒呑んで・・・。
戦争したがるわけやなぁ、アイツら。

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