ぞろぞろと這い出てくるのは虫ばかりじゃない。
生温い夜風に誘われた酒飲みたちが錦市場に集結した啓蟄の夜。
恒例の「錦のうまいもんと京の日本酒祭り」である。
大好物の「KAGURA(ルリ)」やっぱり美味かったなぁ。
田中鶏卵の熱々「京だし巻」ほっこりするなぁ。
月の桂の大吟にごり、おおっ、祝の味じゃあ!
大國屋の「子持鮎煮」やらかい!絶品!
祭りの後の一抹の寂寥感に身を委ね、昨晩の酒肴をへらへらと思い出しながら裏庭でのんびり虫を眺める日曜日の午後。
「寂寞空庭春欲晩」
意味はようわからんけど、なんか今の気分にぴったりの字面やな(笑)
さて、こちらは温度管理してるから大寒も啓蟄も関係ないけど、なんとなくサンゴの上で日向ぼっこしているような春めいた風情のちびヤドちゃん。
3/5時点で孵化から228日。
もう立派な亜成体である。
冬越し明けの3月から5月頃はオカヤドカリの死亡率の高まる時期。
世の宿飼いさんたち、暖かくなったからといって、くれぐれも油断召されませぬよう。
そうそう、オカヤドカリで思いだしたけど、三月五日は「珊瑚の日」でもある。
思えばこの海にも、ずいぶんご無沙汰してるなぁ・・。