昨日は西谷駅から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは1921年生まれのコッコネンの作品。
フィンランドの20世紀を代表する作曲家である彼は、
当時の音楽界の動きに合わせて、
作風を変化させていった人物である。
昨日聴いた弦楽四重奏曲第1番とピアノ三重奏曲は、
作曲年代に11年の開きがあるが、
その中でも作風は大きく変化している。
弦楽四重奏曲第1番は1959年に作曲された。
12音技法で書かれた彼にとって初めての作品のようだ。
3楽章からなる作品の第1楽章アレグロは、
12音技法を駆使した動きのある激しい音楽で、
ピッチカート奏法が効果的に使われている。
第2楽章アンダンテ・モルト・トランクィロは、
沈鬱な雰囲気で始まり、長い序奏のような音楽で、
これから始まる何かを感じさせる曲である。
第3楽章アレグロ・ノン・トロッポは、
第2楽章と比べると躍動感ある曲で、
旋律は対位法的な扱いにより展開され、
音楽は洗練された技法で作曲されている。
激しいクライマックスを迎え、最後静かに終わる。
ピアノ三重奏曲は、1948年に作曲された。
当時の新古典主義な音楽のスタイルで書かれているが、
音楽はロマン主義的なところがある。
第1楽章はウン・ポコ・アダージョ-
アレグロ・モデラート・マ・エネルジーコの曲。
どこかフランスの印象主義の音楽をも感じさせる。
軽快で流れるような生き生きとした曲である。
第2楽章アンダンテ・トランクィロ・エ・センブリーチェは
フィンランドの音楽らしさを感じさせる叙情的な音楽で、
ヴァイオリンとチェロの演奏とピアノのソロが
対話のように交互に演奏されるのが印象的である。
第3楽章アレグロ・モルト・エ・ジョコーソは、
コッコネンの室内楽曲の中でも私が印象に残っている曲で、
好きな曲の一つであり、軽快で舞曲風の音楽で始まる。
曲は冒頭の音楽と対照的に、瞑想的な音楽が中間部に置かれ、
冒頭の軽快な音楽が再現される三部形式で書かれている。
コーダはその最初の主題を素材にして、
駆け抜けるようにしてさわやかな感じで終わる。
途中聴いたのは1921年生まれのコッコネンの作品。
フィンランドの20世紀を代表する作曲家である彼は、
当時の音楽界の動きに合わせて、
作風を変化させていった人物である。
昨日聴いた弦楽四重奏曲第1番とピアノ三重奏曲は、
作曲年代に11年の開きがあるが、
その中でも作風は大きく変化している。
弦楽四重奏曲第1番は1959年に作曲された。
12音技法で書かれた彼にとって初めての作品のようだ。
3楽章からなる作品の第1楽章アレグロは、
12音技法を駆使した動きのある激しい音楽で、
ピッチカート奏法が効果的に使われている。
第2楽章アンダンテ・モルト・トランクィロは、
沈鬱な雰囲気で始まり、長い序奏のような音楽で、
これから始まる何かを感じさせる曲である。
第3楽章アレグロ・ノン・トロッポは、
第2楽章と比べると躍動感ある曲で、
旋律は対位法的な扱いにより展開され、
音楽は洗練された技法で作曲されている。
激しいクライマックスを迎え、最後静かに終わる。
ピアノ三重奏曲は、1948年に作曲された。
当時の新古典主義な音楽のスタイルで書かれているが、
音楽はロマン主義的なところがある。
第1楽章はウン・ポコ・アダージョ-
アレグロ・モデラート・マ・エネルジーコの曲。
どこかフランスの印象主義の音楽をも感じさせる。
軽快で流れるような生き生きとした曲である。
第2楽章アンダンテ・トランクィロ・エ・センブリーチェは
フィンランドの音楽らしさを感じさせる叙情的な音楽で、
ヴァイオリンとチェロの演奏とピアノのソロが
対話のように交互に演奏されるのが印象的である。
第3楽章アレグロ・モルト・エ・ジョコーソは、
コッコネンの室内楽曲の中でも私が印象に残っている曲で、
好きな曲の一つであり、軽快で舞曲風の音楽で始まる。
曲は冒頭の音楽と対照的に、瞑想的な音楽が中間部に置かれ、
冒頭の軽快な音楽が再現される三部形式で書かれている。
コーダはその最初の主題を素材にして、
駆け抜けるようにしてさわやかな感じで終わる。