昨日は二俣川から緑園都市駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1786年生まれのクーラウの室内楽作品。
クーラウは、北ドイツのハノーヴァー近くのウェルツェンで、
9月11日に生まれたが、ピアノやフルートの楽器を習い、
作曲法も学び、その後コペンハーゲンに移住し、
宮廷作曲家としてデンマークで活躍したので、
ここでは、デンマークの作曲家としてとりあげる。
室内楽の分野でいろいろな作品を残しているが、
フルートの作品がその中でも多くを占める。
フルート五重奏曲は3つあるのだが、
これらは1823年頃に作曲された作品のようである。
フルート五重奏曲第1番ニ長調作品51の1は、
彼の友人でフルート奏者のブルーン(Bruun)に献呈されている。
第1楽章アレグロのフルートの軽快な演奏はすがすがしい。
フルートをクーラウが楽器として愛していたことが、
フルートの演奏技巧の凝っている部分からも分かる。
ソナタ形式で書かれているが、その展開の仕方は、
ベートーヴェンと似ているなあと思わせるところがある。
第2楽章メヌエット:アレグロ・コン・スピリートは、
弦楽器中心の優雅な音楽にフルートが彩りを添える。
やはり主題の展開の仕方ベートーヴェン風である。
第3楽章アダージョ、マ・ノン・タントは、
フルートがカンタービレ風にじっくり旋律を歌う。
長調と短調が時々切り替わり、曲に変化を与える。
ヴァイオリンとフルートとで掛け合う部分が印象的だ。
第4楽章アレグロ・アッサイは、フィナーレらしく、
フルートの吹く旋律が華やかで、印象的である。
ベートーヴェン風の音楽ではあるものの、歌うような旋律が、
歌劇などの作品を残しているクーラウらしいところなんだろうなあ。
なお、今回とりあげた器楽曲・室内楽曲の北欧編に関する
CD等の情報は、以下のアドレスに載せてあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/chamber-music-cd-n-eu.html
を参考にしていただければ幸いです。
途中聴いたのは、1786年生まれのクーラウの室内楽作品。
クーラウは、北ドイツのハノーヴァー近くのウェルツェンで、
9月11日に生まれたが、ピアノやフルートの楽器を習い、
作曲法も学び、その後コペンハーゲンに移住し、
宮廷作曲家としてデンマークで活躍したので、
ここでは、デンマークの作曲家としてとりあげる。
室内楽の分野でいろいろな作品を残しているが、
フルートの作品がその中でも多くを占める。
フルート五重奏曲は3つあるのだが、
これらは1823年頃に作曲された作品のようである。
フルート五重奏曲第1番ニ長調作品51の1は、
彼の友人でフルート奏者のブルーン(Bruun)に献呈されている。
第1楽章アレグロのフルートの軽快な演奏はすがすがしい。
フルートをクーラウが楽器として愛していたことが、
フルートの演奏技巧の凝っている部分からも分かる。
ソナタ形式で書かれているが、その展開の仕方は、
ベートーヴェンと似ているなあと思わせるところがある。
第2楽章メヌエット:アレグロ・コン・スピリートは、
弦楽器中心の優雅な音楽にフルートが彩りを添える。
やはり主題の展開の仕方ベートーヴェン風である。
第3楽章アダージョ、マ・ノン・タントは、
フルートがカンタービレ風にじっくり旋律を歌う。
長調と短調が時々切り替わり、曲に変化を与える。
ヴァイオリンとフルートとで掛け合う部分が印象的だ。
第4楽章アレグロ・アッサイは、フィナーレらしく、
フルートの吹く旋律が華やかで、印象的である。
ベートーヴェン風の音楽ではあるものの、歌うような旋律が、
歌劇などの作品を残しているクーラウらしいところなんだろうなあ。
なお、今回とりあげた器楽曲・室内楽曲の北欧編に関する
CD等の情報は、以下のアドレスに載せてあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/chamber-music-cd-n-eu.html
を参考にしていただければ幸いです。