Mars&Jupiter

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ホルヘ・モレルの「風のミロンガ」を聴きながら横浜から星川駅まで歩く

2008-06-27 04:58:30 | 古典~現代音楽ブラジル・メキシコ以外の中南米編
昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1931年アルゼンチン生まれのモレルの作品。
彼は7歳の頃から父親からギターを習い、
それからクラシック・ギターを本格的に学び始め、
そしてブエノスアイレスにあったエスコバルの学校で、
その技術を認められ、エスコバルと一緒に演奏するなどし、
その後エクアドルやキューバ、コロンビアなどで活躍し、
さらにはニューヨークに移り住んだようだ。
1961年カーネギー・ホールでデビューを果たし、
その後いろいろな場所で演奏活動を行い、
演奏家として名声を得た一方で、
自ら作曲したギターのための作品を発表し、
他のギター奏者も取り上げることで、
作曲家としても活躍し、有名になったようである。

「風のミロンガ」は哀愁を漂わせた短い曲である。
タンゴの前身のミロンガは、せつなく懐かしい感じでもある。
「小ラプソディ」は軽快で、リズミカルな冒頭部分と、
ゆったりとした中間部により構成される三部形式の作品であり、
ジャズの影響もみられる作品である。
「踊り ホ短調」は、哀愁を漂わせながら、
流れるような軽快な部分もある短い曲である。
伝統的なラテンアメリカの音楽のリズムと、
アメリカのジャズの要素を取り入れた、
彼のギターのための作品は、
ギターの魅力を十分に示している感じがする。

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