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ドミトリ・ショスタコーヴィチのバレエ組曲「黄金時代」作品22aを聴く

2010-04-22 06:14:05 | ショスタコーヴィチの作品
昨日は一日忙しくウォーキングを休みました。
昨日聴いた曲はショスタコーヴィチの作品。
1906年サンクトペテルブルクで生まれた彼は、
母からピアノを習い、グラッセル音楽学校で学んだ後、
ペテルブルク音楽院に入り、作曲とピアノを学んだ。
音楽院の卒業作品として作曲した交響曲第1番で一躍名声を博した。
今回聴いたCDは、マキシム・ショスタコーヴィチ指揮、
ボリショイ劇場管弦楽団および合唱団の演奏によるもの。
バレエ組曲「黄金時代」作品22aは、
1929年から1930年にかけて作曲された。
第1曲序奏は、フルートとクラリネットから始まる旋律が、
対位法的に木管楽器によって展開していく。
途中ワルツ風の音楽になり、次に行進曲風となっていく。
再びワルツ風の音楽となって最後トゥッティで終わる。

第2曲アダージョは、サクソフォンが奏でる牧歌的で、
ゆったりとした旋律が甘美であり、印象的である。
それに応えヴァイオリン・ソロが跳躍的な旋律を奏でる。
やがてホルンとフルートが奏でる旋律が続き、
弦楽器全体の合奏となり盛り上がりをみせたあと、
ユーフォニウムの歌うような旋律が続き、
クラリネットがそれを引き継ぎ、サクソフォンが現れ、
フルートが弦楽器に支えられて奏され、
ピッコロによって静かに消えるような弦楽器の音の中で終わる。
第3曲ポルカは、サクソフォンやクラリネットなどによって
滑稽な感じの旋律が奏でられ、いかにもショスタコーヴィチらしい。
第4曲踊りは、軽快な感じの華やかな音楽である。
ハーモニウムや木管楽器が活躍し明るく楽しい。
シンコペーションのリズムに乗りながら、
最後は熱狂的な中で終わる。


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