Mars&Jupiter

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ヨハンネス・デ・ウレーダの「舌よ、歌え(Pange lingua)」を聴きながら

2010-01-20 04:36:50 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は朝から忙しくウォーキングは休みました。
途中聴いたのは15世紀後半に活躍したヨハンネス・デ・ウレーダの作品である。
彼は、15世紀後半フェルナンド王の宮廷で活躍した作曲家で、
フランドル人ではないかと推測される人物である。
「舌よ、歌え(Pange lingua)」の作曲年代については不詳である。
聴いたCDはルイス・ロサノ・ビルムブラレス指揮、
アンサンブル“賢王アルフォンソ10世”の演奏による。
「舌よ、歌え(Pange lingua)」は、4声のモテトゥスである。
舌が歌うのは、父神と子イエス、そして聖霊への賛美の歌である。
多声的でポリフォニックな合唱に続き、単声的な素朴な旋律が歌われ、
続いて器楽のみの合奏の部分となり、再び単声的な素朴な旋律が歌われ、
最後は器楽伴奏とポリフォニックな合唱となり、華やかな感じで終わる。
三位一体の教義に基づいたカトリックのスペインらしい曲である。


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