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Mars&Jupiter

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ヨハン・クリストフ・フォーゲルの交響曲第2番変ホ長調を聴く

2015-03-30 18:18:10 | 古典~現代音楽ドイツ編
今日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1756年ドイツ生まれの作曲家、
ヨハン・クリストフ・フォーゲルが作曲し、
1784年に出版された交響曲第2番変ホ長調である。
ヨハン・クリストフ・フォーゲルはニュルンベルクに生まれ、
ドレスデンで学んだあと、パリに移り住み、この地で活躍した。
ホルン奏者として活躍する一方、作曲家としては、
オペラや室内楽曲、協奏曲などを数多く作った。
彼の生まれた年はモーツアルトと同じで、
没年はモーツアルトより2年早く、32歳で亡くなっている。
今回聴いたCDは、ラインハルト・ゲーベル指揮、
バイエルン・カンマーフィルハーモニーの演奏による。
第一楽章アレグロ・モデラートは、
弦楽器のゆったりとした優雅な旋律の序奏で始まり、
生き生きとした第一主題と優しい感じの第二主題が奏でられる。
その主題をもとにした展開部に入り、再現部を経て、
盛り上がって、最後は堂々とした感じで終わる。
第二楽章アダージョは、弦楽器が叙情的な旋律が奏でて始まる。
これにホルンやオーボエなどが絡んでいくが、
このあたりの楽器の使い方の素晴らしさは、
ホルン奏者としての彼の経験もいかされているのかもしれない。
第三楽章ポコ・プレストは、弦楽器が軽快な主題を奏でて始まる。
これに管楽器が絡んでいくが、モーツアルトを思わせるところもある。
ソナタ形式で書かれているようで、展開部を経て、再現部に入り、
主題が繰り返され盛り上がって、最後力強く終わる。