Mars&Jupiter

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ディエゴ・ピサドールの「いと演奏容易なるパヴァーナ」を聴きながら希望が丘から鶴ヶ峰まで歩く

2009-10-24 20:33:10 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
今日は希望が丘から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのは1508年頃に生まれたピサドールの作品。
サラマンカに生まれた彼は、1526年に下級聖職者に就き、
1557年までフェリペ2世の宮廷で仕えたビウエラ奏者である。
1552年に『ビウエラのための譜本』を出版した。
「いと演奏容易なるパヴァーナ」もこの譜本の中に収められている。
今回聴いたCDは、ホセ・ミゲル・モレーノのビウエラ演奏による。

「お告げください、あの騎士に」は、ビリャンシーコの俗謡から、
その主題を採っており、素朴なメロディーがいい。
『ビウエラのための譜本』の中に収められている曲である。
「よこしまな婦人よ」は、「6つのビリャネスカ」の中の1曲であり、
これも『ビウエラのための譜本』の中に収められている曲である。
歌謡的な要素が強く、美しいメロディーをビウエラが奏していく。
「優雅さ(La cortesia)」も「6つのビリャネスカ」の中の1曲であり、
『ビウエラのための譜本』の中に収められている曲である。
即興的にそして軽快にビウエラが歌謡的な主題を奏していく。
「いと演奏容易なるパヴァーナ」は、ゆったりと始まる曲で、
素朴な中にビウエラの楽器の良さを示した美しい曲である。
さすがに1993年の録音なので音が良く、
ビウエラという楽器の音色の美しさを堪能できるCDである。
コメント
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