昨日は、二俣川から南林間まで歩いた。
9月にしては寒い一日であったが、
長屋門公園を抜け、瀬谷柏尾道路を北上する。
厚木街道に入ってからを瀬谷方面にしばらく歩き、
途中右折し瀬谷駅を通過し、海軍道路をひたすら北上する。
この海軍道路が予想以上に長かった。
そして、八王子街道に入って相模原方面を北上、
246号線を越え、もっと北へと思ったが、
雨が降り続いていたことや、少し寒気がしたこともあり、
それ以上北に進むことはやめて、県道50号線に入り、
南林間駅まで歩いたが、途中左手にあった店が目に入る。
シュマンケルステューベという手作りソーセージの店に入り、
フライシュケーゼとバイスブルストを買う。
ミュンヒェンでバイスブルストは食べた記憶があるので、
懐かしい気持ちで、つい買ってしまった。
さて、昨日南林間まで歩く間に途中聴いた曲は、
イタリア生まれのジュゼッペ・マルトゥッチの作品。
レスピーギの師であったことは以前ふれた。
英文で書かれた解説書によると、
彼は1856年1月6日に生まれたようだ。
ナポリのカプアで生まれ、音楽の初歩的な知識等については、
父とトランペット奏者のガエターノに学んだらしい。
ピアノを習い、11歳の時にナポリ音楽院に入学した。
ベニアミノ・チェシという人が彼のピアノの師だったようで、
チェシ自身は当時有名なピアニストである
ジギスムント・タールベルクと共に、
ナポリのポシリポで学んだ人物のようである。
作曲については、パオロ・セルラオに学んだようだ。
マルトゥッチは最初ピアニストとして活躍していたが、
その後指揮者に転身して、その活動が目立つようになる。
1881年1月23日にはナポリで最初の演奏会を行った。
そこでの演奏曲目はモーツアルトの交響曲第40番ト短調や、
ベートーヴェンのレオノーレ序曲第3番であり、
ドイツ音楽に対しての深い関心がみてとれる。
あと1888年にワグナーの「トリスタンとイゾルデ」を、
イタリア初演したのは有名な話である。
さて、海軍道路を北上しながら、その途中聴いたのは、
ノベレッテ(物語風のピアノ小品)、夜想曲とタランテラ。
ノベレッテは1905年に作曲されたピアノ作品を
管弦楽化した曲で、三部形式で書かれている。
最初のオーボエが吹くのどかな感じの主題は印象的で、
中間部の早い動きの部分を挟み、最初の主題が再現される。
聴いた感じはフランス音楽の印象派的な作品である。
夜想曲は、1888年に作曲されたピアノの作品を
管弦楽化した作品で、緩やかでロマン的な部分からは、
ワグナーからの影響を感じさせる。
タランテラは1875年の作品で、いかにもイタリア的な作品。
やはりピアノ・ソロだったものを管弦楽化したらしい。
踊りの曲だからか動きがあり、前の2曲とは違い、
イタリア・オペラのような華々しい曲である。
この3つの曲で選ぶならば、タランテラが個人的には好きだ。
今回買ったマルトゥッチの管弦楽曲集には交響曲もある。
前回までは交響曲をモノラルでしか聴けなかったのが、
ステレオ録音で聴けるので嬉しい限りである。
交響曲第1番を聴いてみるとやはりブラームスっぽい。
第3楽章はCDの解説では、ブラームスの第2交響曲の
スケルツォ(おそらく第3楽章のこと)の類似性を指摘している。
それは、実際聴き比べると分かるだろう。
マーラーはイタリアのオペラの世界に憧れ、
マルトゥッチはドイツ音楽のワグナーなどの世界に憧れた。
自分の国の音楽ではなく、他の国の音楽に憧れるというのは、
どこでもある話しなのだが、そういうもんだろうかねえ。
と言いつつ、ドイツ風のフライシュケーゼを食べる私である。
9月にしては寒い一日であったが、
長屋門公園を抜け、瀬谷柏尾道路を北上する。
厚木街道に入ってからを瀬谷方面にしばらく歩き、
途中右折し瀬谷駅を通過し、海軍道路をひたすら北上する。
この海軍道路が予想以上に長かった。
そして、八王子街道に入って相模原方面を北上、
246号線を越え、もっと北へと思ったが、
雨が降り続いていたことや、少し寒気がしたこともあり、
それ以上北に進むことはやめて、県道50号線に入り、
南林間駅まで歩いたが、途中左手にあった店が目に入る。
シュマンケルステューベという手作りソーセージの店に入り、
フライシュケーゼとバイスブルストを買う。
ミュンヒェンでバイスブルストは食べた記憶があるので、
懐かしい気持ちで、つい買ってしまった。
さて、昨日南林間まで歩く間に途中聴いた曲は、
イタリア生まれのジュゼッペ・マルトゥッチの作品。
レスピーギの師であったことは以前ふれた。
英文で書かれた解説書によると、
彼は1856年1月6日に生まれたようだ。
ナポリのカプアで生まれ、音楽の初歩的な知識等については、
父とトランペット奏者のガエターノに学んだらしい。
ピアノを習い、11歳の時にナポリ音楽院に入学した。
ベニアミノ・チェシという人が彼のピアノの師だったようで、
チェシ自身は当時有名なピアニストである
ジギスムント・タールベルクと共に、
ナポリのポシリポで学んだ人物のようである。
作曲については、パオロ・セルラオに学んだようだ。
マルトゥッチは最初ピアニストとして活躍していたが、
その後指揮者に転身して、その活動が目立つようになる。
1881年1月23日にはナポリで最初の演奏会を行った。
そこでの演奏曲目はモーツアルトの交響曲第40番ト短調や、
ベートーヴェンのレオノーレ序曲第3番であり、
ドイツ音楽に対しての深い関心がみてとれる。
あと1888年にワグナーの「トリスタンとイゾルデ」を、
イタリア初演したのは有名な話である。
さて、海軍道路を北上しながら、その途中聴いたのは、
ノベレッテ(物語風のピアノ小品)、夜想曲とタランテラ。
ノベレッテは1905年に作曲されたピアノ作品を
管弦楽化した曲で、三部形式で書かれている。
最初のオーボエが吹くのどかな感じの主題は印象的で、
中間部の早い動きの部分を挟み、最初の主題が再現される。
聴いた感じはフランス音楽の印象派的な作品である。
夜想曲は、1888年に作曲されたピアノの作品を
管弦楽化した作品で、緩やかでロマン的な部分からは、
ワグナーからの影響を感じさせる。
タランテラは1875年の作品で、いかにもイタリア的な作品。
やはりピアノ・ソロだったものを管弦楽化したらしい。
踊りの曲だからか動きがあり、前の2曲とは違い、
イタリア・オペラのような華々しい曲である。
この3つの曲で選ぶならば、タランテラが個人的には好きだ。
今回買ったマルトゥッチの管弦楽曲集には交響曲もある。
前回までは交響曲をモノラルでしか聴けなかったのが、
ステレオ録音で聴けるので嬉しい限りである。
交響曲第1番を聴いてみるとやはりブラームスっぽい。
第3楽章はCDの解説では、ブラームスの第2交響曲の
スケルツォ(おそらく第3楽章のこと)の類似性を指摘している。
それは、実際聴き比べると分かるだろう。
マーラーはイタリアのオペラの世界に憧れ、
マルトゥッチはドイツ音楽のワグナーなどの世界に憧れた。
自分の国の音楽ではなく、他の国の音楽に憧れるというのは、
どこでもある話しなのだが、そういうもんだろうかねえ。
と言いつつ、ドイツ風のフライシュケーゼを食べる私である。