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岡本茂のひとりごと
国会に「ネトウヨ」的言論
3月2日(月) 国会に「ネトウヨ」的言論
我が家は毎日新聞を購読しているのですが、今日の毎日夕刊の特集ワイドには、2面のほぼ一面を使って「見過ごせない!安倍首相のヤジ」とする記事が掲載されていました。
発端は2月19日の衆議院予算委員会での前・西川農林水産大臣の献金問題での質疑。
民主党議員の質問中に、「日教組はやっている。日教組どうするの!」と閣僚席の安倍総理自らヤジを飛ばした問題です。
しかも後日、「私の記憶違い!」と事実誤認で訂正謝罪するおまけまでついたのですが、毎日記事は「重大かつ深刻な問題なのではないか」と、安田浩一(ジャーナリスト)さん、吉永みち子(作家)さん、森田実(政治評論家)さんの3氏の意見を紹介。
在特会の取材経験が多い安田浩一さんは「安倍首相が日教組、日教組と連呼するのを見て、ネット右翼(ネトウヨ)と呼ばれる人たちが好んで使う罵倒の言葉を連想した」
「相手を敵か味方かに分け、よってたかって叩く風潮が広まっている。今回はそれがとうとう一国の首相の手によって国会の議論の場まで持ち込まれてしまった」と警鐘を鳴らされています。
吉永みち子さんは「マスコミよ、もっと怒れ」、森田実さんは「昔なら内閣が吹っ飛んだ」と喝破。
安倍総理が任命した稲田朋美政調会長、NHK籾井勝人会長、同じく経営委員の百田尚樹(作家)、長谷川三千子(政治評論家)らもそろいもそろって同じ思想的系譜の持ち主です。
だが何と言っても政治は数の力。安倍政権に信任を与えた形となった昨年末の衆議院選のつけは「財界主導」「福祉後退と格差拡大」「軍事拡大」へひた走っている感があります。
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