そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

核兵器を持ち込むことで平和は保たれない、核兵器は廃絶以外に道はない

2022-03-03 | 安倍晋三

浅薄な思想しか持つことができない男である安倍晋三が、これまで何度も陰で口にしてきた日本の核保有について、ロシアのウクライナ侵略に乗じて、持論を展開している。今日は自身が会長である会の集まりで、アメリカの核兵器を日本に配備して共同で運用する「核シェアリング」政策をとうとうと述べている。アメリカの核兵器を日本に配備せよというのである。
核兵器禁止条約批准を拒否して、別の形で(どんな形かわからないし、現実何もやっていないが)核兵器禁止をを訴える、とか言っていたではないか。なのに日本に持ち込むとはなんということであるか。安倍晋三の嘘は常道であるが、このような真正面からの嘘を前言に対峙することもないだろう。
非核三原則ですら根本から否定する内容である。これに維新の会も同調する動きがあるが、三原則は保持すると言っている。維新の会は知的レベルが、安倍晋三と同等であるから、日本が長年保持してきた非核三原則すら知ることないない発言であるから、これは無視していいだろう。
度重なる安倍晋三の核の事実上保有発言について、被爆地広島・長崎から非難の声が相ついてでいる。
「あきれてものが言われん。発言を取り消してほしい。広島、長崎の犠牲を踏まえ、日本は非核三原則を堅持し続けてきた。ロシアの姿勢に左右されず、守り続けなければならない。」と、広島県被団協の箕牧智之理事長は憤る。
核兵器は通常兵器とは大きく異なるものである。巨大な爆弾というだけではない、極めて非人道的な兵器である。プーチンは今回のウクライナ侵略で、核の使用をチラつかせる発言を繰り返している。そのプーチンですら、2020年に核についてのドクトリンを発表している。核兵器を使用する際に、核攻撃を受けた場合に使用するとしているのである。今回ウクライナではこのドクトリンの示す3項目すら該当するものがない。プーチンが正気であれば、使用などできない。
安倍晋三たちが核の持ち込みが抑止力なるという、パワーバランスが平和になる妄想を描いている。核はお互いが持ち威嚇することで平和が保たれるものではなく、廃絶以外に平和への道はない。核兵器禁止条約を批准することでしかそれは達成できない。
それに日本のように九条という戦争、武力で威嚇などしてはならないという憲法を各国が持つことこそが権力者を縛り、遠回りのように見えて実は最も早く現実的な事なのである。
日本が原発を手放さない大きな理由の一つが、核兵器に即刻転用が可能であるからである。カーボンニュートラルなど口実に過ぎない。ウクライナには15基の原発があり、こんな時に最も危険な施設になるといって良い。
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