そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

すでにプーチンには勝利の札を失ってしまった

2022-03-09 | 菅義偉
プーチンは手をひかない。これまでプーチンは軍事作戦では途中で手を緩めることなど一度もしなかった。引き返すなどしたことがない。チェチェンでは首都グロズヌイは四方から包囲し、無差別に徹底的に大量の砲弾を撃ち込んだ。街は瓦礫となり廃墟になった。
今日ウクライナの首都キエフの町を、ロシア軍は三方から取り囲み一気に攻め入る勢いである。無差別攻撃が、冷静な判断を失ったプーチンが下す可能性がる。怖ろしい限りである。
ロシアがウクライナを侵略する理由は、歴史的民族的に根拠がありそうな部分もなくはなかった。ところが戦争(プーチンは特別軍事作戦と言いつくろっている)が始まると、ロシアの言い分が虚偽であることがあからさまになっている。ウクライナのロシア系の人達の歓迎する姿が見えないしロシアに逃げ込む姿はない。
ロシア国内では反戦を路上で訴えた人たちが拘束されている。100年間のレニングラードを良く抜いた老女も小学生も区別なく拘束され。1万8千人を越えている。
戦争を隠蔽し秘匿するための工作は、この戦争がロシアにとって極めて不都合な知られては困る真実があるからに他ならない。ウクライナ側の映像も流されることもない。
仮にロシア側が軍事的制圧を遂げ、親ロシア政権を築いたところで、前代未聞の経済制裁を受けその立ち直りはかなり困難になると思われる。世界のあらゆる場面で締め出されている事実は、隠し通すことも出来ないであろう。

多くのロシア問題の専門家たちが、予測もしなかったまさかと思われるウクライナ侵略を決断したプーチンの真意を図りかねている。そして軍事制圧後の成果も判然としていない。
チェルノブイリ発電所の電力が停止しているとウクライナ側から発表された。自家発電は1日しか持たないが、占拠しているロシアはどのような判断を下すであろうか。被害を最も受けるのが、ベラルーシである。
コメント (1)
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