

本ブログで、北朝鮮の積極外交に干された安倍外交を批判した。北朝鮮は、金正恩体制の保証を引き出しながら、核の放棄を中国や韓国に示している。核を外交手段の前面に持ってきたのであるが、実現のほどはともかくとして、条件として示してきたことは大きい。北朝鮮の外交は、頑なに核開発とミサイル発射する姿勢を変えてきたことは、率直に認めなければならない。
北朝鮮が「国難」でい続けてくれなければ、安倍外交は成り立たない。閣僚のポストを授かり趣旨替えした河野太郎が、「北朝鮮に核実験の動きがある」とフェイクニュースを流した。これにはアメリカのジョンズ・ホプキンス大学の北朝鮮分析サイトの「38ノース」が否定している。又、中国は南北朝鮮の友好ムードに水を差す発言であると、強い懸念を示した。
北朝鮮は韓国の北拉致問題の責任者に、「日本人拉致問題は排除せよ」と勧告を受けている。安倍晋三が首相でいる限り交渉しないとのことである。
今日(3日)には南北芸術団がピョンアン市内で、かつて見られなかった友好ムードで開催されている。又北京では北朝鮮と中国の外相の会談が行われている。来週には、ロシアの外務省の要人が訪れることも発表されている。
河野太郎は、日本の経済制裁が効いてきたと、一連の動きを説明したが、現状は全く異なる方向に動いている。文大統領は支持率を80%近くまで上げ、韓国は歓迎している。安倍晋三は北朝鮮を仮想敵国から、国難として脅威を発信する国家にまでせっかく押し上げたのに、南北朝鮮の友好ムードが高まってしまって、戸惑っているのが現状である。
100%アメリカとともにあると、外交を続けてきたが、鉄鋼でも関税をかけられるようでは、ゴロニャン外交も終わった。
安倍の敵視政策は、旧社会主義国家への偏見に依拠している。柔軟性もなければ、それらの国家や国民にも不寛容である。k来な国家をヘイトする一方で、途上国には金をばら撒くだけの外交である。
安倍晋三が数えきれないほどの嘘をついても、お友達優先の狭量な政治を進めても、40%も支持があるのは、安倍外交への幻想であるが、破たんしたり何の成果もないことを、国民が知らないだけである。