
またまた発覚した文書管理問題。防衛省が「存在しない」としていた陸上自衛隊のイラク派遣部隊の日報が見つかった。小野寺防衛相は4日、陸自研究本部(現教育訓練研究本部)が昨年3月に日報の存在を確認しながら、当時の稲田防衛相に報告していなかったと明らかにした。今年1月の陸自からの報告を基に、防衛省が日報の存在を公表したのは今月2日。公表まで1年以上かかっていた。南スーダン国連平和維持活動(PKO)日報問題に続き陸自の隠蔽体質が浮き彫りになるとともに、文民統制の機能不全が再び問われる事態になった。
上の表は、しんぶん赤旗から失敬したものである。数が多すぎて、類似の事件の内容が整理つかないので参考にした。内容がそれぞれのようにも見えるが、本質は変わらない。官僚がある時には保身のために政治家の忖度し、ある時には政治家を馬鹿にしている姿がある。公務員が特定の人たちの見方になるのは、憲法違反である。
防衛省も財務省も文科層も厚労省も、私たちだけが悪うございましたとする、シッポ切りである。公文書の改ざん、隠ぺい、ねつ造の責任者が、各部署の課長や局長に留め置かれるのは、安倍晋三の人事権のためである。ばかばかしくも、政治家が自らの保身のために、日本の政治が劣化してきている。全ては安倍晋三にある。